こんなクルマはもうお目にかかれない?? 令和に語り継ぎたい強烈ターボエンジン 5選

■ダイハツ KJ-VET

●筆者の所有歴はなし。最も印象に残るのは「ブーンX4」

ストーリアの後継のブーンにも「X4」が設定された。ストーリアX4が713ccだったのに対し、ブーンX4は936ccに排気量アップ
ストーリアの後継のブーンにも「X4」が設定された。ストーリアX4が713ccだったのに対し、ブーンX4は936ccに排気量アップ

 もう1台を、いくらでも乗ったことのあるEJ20で書こうと思ったのだが、衝撃度の大きさで上回ったこちらで書くことにする。

 トヨタ版にはない、ダイハツのラリーベース車として、ストーリアと後継のブーンに設定された「X4」には、どちらも驚愕のエンジンが搭載されていた。その目的は、とにかくスズキに負けないこと。

 ストーリアは1000cc以下クラスのラリー参戦を目的として、当時1.4だった過給係数に対応するため軽自動用エンジンを713ccまで排気量を拡大。ブーンは件の同係数が1.7に変更されたため、1600cc以下のクラスへの参戦を想定し、ダイハツ「YRV」用の1.3リッターエンジンを936ccに縮小。

 どちらもブーストを思いっきりかけてパワーを引き出していた。

 実はストーリアには乗ったことがなく、ブーンなら乗ったことがあるのだが、下がスカスカで、ブーストがかからないと加速しない、いわゆるドッカンターボの典型だった。しかもそれがハンパない。普通の人には乗れたもんじゃない、極端な特性のエンジンだった。

 ちなみにストーリアは、もっと強烈だったらしい。ぜひ乗ってみたかったものだ。

【画像ギャラリー】しびれるような加速感に病みつき!! 衝撃を受けたターボエンジン搭載車を振り返る!

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