【アウトランダー、MINI、VW】プラグインハイブリッドで買うべきクルマたち

■オススメの3台は三菱、MINI、VWだ!!

【三菱アウトランダーPHEV 価格:365万9472円~468万1260円】

 人気のSUVをPHEV化したアウトランダーPHEV。2013年より発売され、既にフェイスリフトを含むビックマイナーチェンジも実施済み。このため、メカニズムもしっかりと改良が行われ、熟成領域にある。

 フロントの2.0L自然吸気エンジンに加え、前後にそれぞれ走行用高出力モーターを搭載した電子制御AWDシステムによる高い走破性を備える。

すっかり国産プラグインハイブリッドの代名詞となったアウトランダーPHEV。SUVでプラグイン、そして安定の三菱の4WDとくれば無敵感満載だ
すっかり国産プラグインハイブリッドの代名詞となったアウトランダーPHEV。SUVでプラグイン、そして安定の三菱の4WDとくれば無敵感満載だ

 EVモードでは、最大60.8km(JC08モード)の走行が可能。EVモードだけでなく、HVでの走行も静かなので、高級SUV感覚もある。充電は200Vだけでなく、急速充電にも対応しており、利便性が高い。

 特徴的なのが、給電機能。車内の3つのコンセントから100V1500Wの電力を取り出せるほか、V2H機器を用いれば、車両から住宅に、バッテリーだけで1日、エンジンによる発電も合わせると最大10日分の電力供給が行えるなど多機能なのは、実に日本車らしい。

 またPHVのSUVとしては、最も手頃なモデルでもある。アグレッシブになったエクステリアに比べ、インテリアがちょっと古臭さを感じるのが、唯一の欠点か。

【ミニ クロスオーバーS E オール4 価格:479万円】

 昨年7月に日本上陸したばかり、ミニ初のプラグインハイブリッドカー。

 前輪を1.5L直3ターボエンジン、後輪をモーターで駆動するが、エンジン+モーターを組み合わせることでAWD化しているのが特徴的。このため、EVモードでは、後輪駆動となる。

 EVでの航続距離は、最大42.4kmを確保。充電は200Vのみの対応となる。「クーパーS」を名乗るだけに、やんちゃな走りを連想させるが、EVモードでの走行は、MINIのイメージを大きく覆すほど、静かで快適。HVモードでも想像するよりも、ずっと大人っぽいクルマだ。

オシャレなミニのプラグイン。価格は高いが、走りは断然ガソリンよりこちらのほうが評価も高い
オシャレなミニのプラグイン。価格は高いが、走りは断然ガソリンよりこちらのほうが評価も高い

 性能面人気のMINIだけに、周りからの受けも良く、リセールバリューも期待できる点もマル。装備もACCを始めとする先進機能やカーナビなども標準化されている。

 ただ見た目での差別化は少なく、黄色のアクセントカラーのみなので、PHVと気が付かれることは少ないかも……。

【VWパサートGTE ヴァリアント 価格:548.9万円】

 VWのPHVシリーズの総称が「GTE」だ。ゴルフGTIの姉妹車扱いとなるゴルフGTEもあるが、GTIの名を意識するなら、素直にゴルフGTIを選ぶべき(GTEにGTI要素を期待するとちょっとガッカリかも!?)。

 そこでおススメしたいのが、上級車パサートのPHV、しかもツーリングワゴンのGTEヴァリアントだ。

 元来、静粛性と乗り心地に優れる新型パサートには、同クラスのライバルと比較しても見落とししない素性の良さがあり、EVというキャラクターも似合う。

 先進安全機能も充実しており、“GTEアドヴァンス”フル液晶ディスプレイやヘッドアップディスプレイなどが欲しい人以外なら、標準車のGTEでOK。上級グレード扱いなので、やはり装備は充実している。

GTEにGTIの要素を期待すると物足りないという意見も。その点ヴァリアントはいい選択かも
GTEにGTIの要素を期待すると物足りないという意見も。その点ヴァリアントはいい選択かも

 セダンも選べるが、価格差は20万円なので、多目的につかえるヴァリアントが良い。VWのPHVは、1.4L TSIエンジンにモーターを組み合わせた前輪駆動車のみ。EV航続距離は、最大47.9km。充電は、200Vのみ対応となる。

 基本的にグランツーリスモだが、走行モードでGTEモードを選ぶと、エンジンとモーターを同時に使うなど、パワフルな走りが楽しめ、スポーティワゴンに変身する。

次ページは : ■PHVには他に変えられない魅力がある

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