ジムニー、ハイエース、クラウン…日本だから育った唯一無二のクルマたち

■いつかはクラウン 日本専用モデルからの脱却!?

 1955年に日本初の純国産車として初代モデルが登場して以来、日本車としてはもっとも長い歴史を持つクラウンは一貫して「ボディサイズなど日本の風土、使用環境に合った高級車」というコンセプトを持つ。

 保守的なクルマというイメージが強いクラウンであるが、その長い歴史の中ではターボやスーパーチャージャーといった過給機、トラクションコントロールや横滑り防止装置といった安全装備のいち早く搭載、現行モデルでは主力モデルを伝統の6気筒エンジンから4気筒エンジン+ハイブリッドに移行するなど、イメージとは裏腹にいろいろな部分で積極的な挑戦を行ってきたモデルでもある。

クラウンがニュルを走り込むのは異様にも思える光景だったが、新型もきっと日本市場を重視したモデルになるはずだ
クラウンがニュルを走り込むのは異様にも思える光景だったが、新型もきっと日本市場を重視したモデルになるはずだ

 かつては日本でしか通用しない高級車だったのも否めないクラウンであったが、ゼロクラウンと呼ばれた2003年登場の13代目モデルからは中国での現地生産による海外市場への挑戦も開始。

 そして今年登場する次期モデルは仕向け先はともかくとして、コンセプトモデルが出品された東京モーターショーで流れたプロモーションVTRであのニュルブルクリンクでのテストの模様も収録されており、ヨーロッパの厳しい使用環境にも対応することが期待できそう。

 それだけに次期クラウンが「日本の使用環境にもジャストミートしながら、世界にも通用する高級車」という今までにはなかった、日本代表として誇れるクルマになることを期待したい。

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