カブ天国はもう古い!? 四輪車市場が急成長を見せるベトナムのクルマ事情と華やかなコンパニオンたち


■ホーチミンには多数のトヨタ車が

写真は最大手のヴィナサンタクシーのトヨタ イノーバ。ほかのタクシー会社もイノーバが多く、車内はきれいであった

 ホーチミン市内で見かける日本車は圧倒的にトヨタが多い。訪れた時は、大手、準大手を問わず、タクシー車両の多くはトヨタの新興国向けMPVとなる“イノーバ”ばかりとなっていた。

 おもに最大手とされる“ヴィナサン タクシー”を利用したのだが、ドライバーがビシッと制服を着こなし、車内はフルシートカバーがかけられ清掃も行き届いていた。

 ほかのアジア圏の国でも制服を着る傾向はあるのだが、いまひとつだらしないし、車内は結構汚れているのが一般的なので、まるで日本のタクシーに乗っているようであった

ホーチミン市内で路上駐車しているアルファードの後ろに、たまたま起亜セドナが停まっていた

 ベトナムでアルファードが発売となって間もないタイミングであったのだが、それまでベトナムにおける高級ミニバンとして、圧倒的な人気を誇っていた韓国起亜自動車のセドナを、すでに上回るような人気と勢いを感じるほど、ホーチミン市内で見かけることができた。

 最新の状況では、トヨタだけを見ても、すでにベトナム国内では日本に先んじてカローラ クロスや、アルファードに加えグランエースもラインナップしている。市場規模に対しては、かなり積極的なイメージを感じるラインナップの充実具合に見えるので、それだけ有望市場と判断しているのかもしれない。

市内を走るアルファード。とにかくアルファードはよく見かけた

 世界的には、先進国を中心にBEV(純電気自動車)をメインとした、車両電動化の動きが加速している。そのなかで、四輪車市場自体がこれから成長していくベトナムはひょっとしたら、一足飛びに電動車が急速に普及していくかもしれない。

 新興国でBEVといえば、中国の存在が強いのだが、ホーチミンでは路線バスでは中華ブランド(内燃機関だが)は多く見かけたが、それ以外ではそれほど目立っていなかった(路線バスのBEV化でまず中華系は存在感をみせようとしているかもしれないことは否定できない)。

 そんなことも考えていると、ベトナムの四輪車市場が今後どのような成長を見せてくれるのか、興味が尽きない。

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