コロナ渦で注目! プロが教える愛車で車中泊する時に押さえておきたい大切なポイント

コロナ渦で注目! プロが教える愛車で車中泊する時に押さえておきたい大切なポイント

「密」にならずに移動できる旅のスタイルとして、いま車中泊が注目を集めている! 人と会うことを最小限に抑え、自分の空間で移動できるのが大きなポイント。

 しかし、いざ車中泊をしようと思っても、何が必要で、どこですればいいのかわからない……。今回はそんな車中泊デビューを考えている皆さんのために、まずは知っておきたい車中泊の基本を紹介しよう。

文/大橋保之(カーネル)
写真/カーネル

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■快眠するためにはアイテムと場所選びが重要

「車中泊ってシートを倒して寝るだけ?」なんて考えている人も多いことだろう。シートを倒して目を閉じれば、確かに「とりあえず」眠ることはできる。しかし、それでは快眠することは難しい。

 そこで重要となるのが、より快適に車中泊をするためのアイテムや場所選びだ。今回は、特に「寝床づくり」のための三種の神器、そして安心して眠ることができる「車中泊地の選び方」を紹介したい。

じつはこれ、日産『セレナ』の車内。アイテムだけで寛げる車内空間をつくることはできる
じつはこれ、日産『セレナ』の車内。アイテムだけで寛げる車内空間をつくることはできる

■「足が伸ばせて幅は50cm以上」が目安

 車中泊を成功させる最初のステップは、快適な寝床づくりにある。一般車で快眠するための最初のポイントは「足を伸ばして寝られるか?」、そして「ひとり分のスペースの幅が50cm以上あるか?」寝床がフラットになっても、足を伸ばして寝られなければ快眠は厳しい。上記の2点をクリアしたうえで、フラットかつ柔らかな寝床づくりを目指してほしい。

キャンピングカーでも、基準となる1名のスペースをベースにしている
キャンピングカーでも、基準となる1名のスペースをベースにしている

■「車中泊・三種の神器」であるマットは厚めをチョイス

 では、凹凸なシートやラゲッジで寝るにはどうするか? まず揃えたいアイテムとして紹介するのが、我々が「車中泊・三種の神器」のひとつとしてお勧めしている「マット」だ。

 薄手のタイプよりも、10cm以上の厚みのあるマットを選ぶこと。多少の凹凸を吸収してくれるだけでなく、ラゲッジで寝る場合は床の硬さも解消してくれる。冬場は床からの冷えを遮る、断熱の役割も期待できる。

 また、寝床を水平にしてリラックスできる態勢で就寝することは、エコノミークラス症候群の予防にもつながる。特にシート就寝では膝を下に曲げずに、できるだけ足を心臓の高さまで上げて寝ることが大切。足元に空いたスペースができる場合は、荷物やクッションなどを置いて「足置き」をつくりたい。

薄手のマットを使用する場合は、凹凸をクッションやタオルなどで解消する
薄手のマットを使用する場合は、凹凸をクッションやタオルなどで解消する
厚手のマットならば凹凸は気にならない
厚手のマットならば凹凸は気にならない

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