【ノートe-POWER、タントらの魅力】1番だけが正義じゃない!! 「2番手車」の実力と売り

商用車の「2番手車」は王者に匹敵!?

■軽トラック

・1位 ダイハツ ハイゼット(5634台)
・2位 スズキ キャリイ(4258台)

キャリイ/全長×全幅×全高:3395×1475×1765mm、エンジン:0.66L直3DOHC、50ps/6.4kgm
キャリイ/全長×全幅×全高:3395×1475×1765mm、エンジン:0.66L直3DOHC、50ps/6.4kgm

正直な話、キャリイもハイゼットトラックも大差なし! 荷台長に始まり、最小回転半径、実用燃費、価格までイーブン。

なぜハイゼットトラックが1位かといえば“販売力の差”。ダイハツの場合、トヨタ車に乗っている人も直接じゃないけれど入ってくるし、スバルのお客さん達もスズキというよりダイハツに流れ込んでいる傾向。ダイハツとトヨタ、スバルのチームなのだった。

それを考えたならスズキは孤軍奮闘で肉薄、頑張っていると思う。キャリイ開発チームもキャビンの大きいモデルを準備するなど、ダイハツに負けたくないという意気込みを持っている。

【国沢光宏】

◆  ◆  ◆

 今やスバルがサンバー、三菱がミニキャブ(ミーブ除く)の自社生産から撤退し、ほかに軽トラの自社生産を行うのはホンダのアクティだけ。キャリイはそのアクティに大きく販売でリードし、OEM車として日産、マツダ、三菱にもキャリイを供給。軽トラ界を支える偉大な2番手だ。

■商用バン

・1位/トヨタ ハイエース(3617台)
・2位/日産 NV350(1848台)

NV350キャラバン/全長×全幅×全高:4695×1695×1990mm、エンジン:2.5Lディーゼルターボ、129ps/36.3kgm
NV350キャラバン/全長×全幅×全高:4695×1695×1990mm、エンジン:2.5Lディーゼルターボ、129ps/36.3kgm

ハイエースは現行モデルがデビューした直後から爆発的ヒット。実際、古くさいスタイルした先代モデルと比べたら圧倒的にカッコいい。

という状況のなか、キャラバンは先代ハイエースと同じ古くてカッコ悪いスタイルのまま売り続けた。もはやハイエースと先代キャラバンを比べたら、迷うヒトなどいないくらいの「勝てない勝負」だったと思う。

日産もさすがに「こりゃマズい」と認識したのだろう。押っ取り刀で現行NV350をリリース。圧倒的な出遅れを考えたら頑張ってます。

しかもコストダウンのため、ボディバリエーションもハイエースより少ないという不利な状況で。客観的に車の評価をすると、案外いい勝負だと考えます。

【国沢光宏】

◆  ◆  ◆

 2017年7月にはマイナーチェンジを行い、アラウンドビューモニターをオプションで新たに設定するなど細かな改良を続けるNV350は、ハイエースと並ぶ商用バンの二大巨頭だ。

■コンパクトカー

・1位/トヨタ アクア(9636台)
・2位/日産 ノート e-POWER(8041台)

ノート e-POWER/全長×全幅×全高:4100×1695×1520mm、パワーユニット:1.2L直3DOHC+モーター
ノート e-POWER/全長×全幅×全高:4100×1695×1520mm、モーター:109ps/25.9kgm

ナンバー1はアクア。私は元アクアオーナーなのでその素性のよさは熟知している。高速巡航を除けば不満はナシ。低重心でハンドリングもいい。

が、車好きとしては2位のノートe-POWERのワンペダルドライブにより惹かれる。

アクアの電気式無段変速はダイレクト感がないけど、e-POWERはモーター直結なのでギアはなくてもダイレクト。しかもアクセルを離せば回生ブレーキビンビン。

この2台、販売数も僅差で、販売力を考えたらe-POWERが勝っていると言ってもいい。それだけ、ワンペダルドライブがユーザーに新しい魅力を提供したってことだ。エライ!

【清水草一】

◆  ◆  ◆

 ノートはガソリン車を除いた販売台数でアクアに匹敵するセールスをマーク。モーターパワーを使い、燃費だけでなく新しい運転感覚を表現した唯一無二の存在だ。

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