待ってました! アルファードの顔を日本未発売のレクサスLM顔にチェンジ!

■レクサスLM顔の交換費用は300万円+消費税が目安

――ケース・バイ・ケースであることは重々承知ですが、一応「目安」のお値段を教えていただけませんか?

岩田さん 「顔」だけじゃなくてホイールやサイドステップなども交換するのか? ということでも費用は変わりますし、エグゼクティブラウンジではない場合は、フロントに配線を施して本物のカメラを装着するのか?

 それともダミーでOKとするのか? 等々によっても大きく変わってきます。そのうえで「目安」をお伝えしますと、後期型のエグゼクティブラウンジがベースの場合は300万円+消費税とお考えください。

――いちばん安くモディファイできる後期エグゼクティブラウンジでも、やっぱりそのぐらいはかかりますか。エグゼクティブラウンジではない、例えば比較的安価なS Cパッケージの中古車なんかをベース車とする場合はどうでしょう?

岩田さん その場合は、もちろん「どこまでやるか」にもよるのですが、税込みで330万~360万円とお考えください。あ、ちなみにここで申し上げたお値段は、交換の際に取り外したアルファードの部品を下取らせていただくことが前提となっていますので、そこだけはご注意くださいね!

――了解です! でもアレですね。レクサスLMを買うとなると2500万円オーバーの世界になってしまいますが、アルファードにしてはまあまあ安い前期型のS Cパッケージを300万~400万円ぐらいで買って、それに330万円とか360万円ぐらいを足して「おおむねレクサスLMにしちゃう」

 というのは、考え方によってはリーズナブルなのかもしれませんね。

岩田さん そうですね。もちろん価値観は人それぞれでしょうが、アルファードという車の悪くない楽しみ方だとは思います。

――LM顔にする場合の納期はどのぐらいかかるのですか? やっぱり1カ月か2カ月ぐらいは待たないといけないんですかね?

岩田さん いえいえ。作業はLM化するための部品がそろってから約1週間、長くても10日ほどで完了しますよ。

――そうなんですか!

岩田さん そうなんですよ。社外品のエアロパーツを装着する場合はフィッティングがけっこう大変なんですが、LM用のパーツは「純正品」ですから、フィッティングの手間がほぼかからないんです。

 必要な部品の色を合わせて塗装して、装着して……ということになりますので、さほど長い時間を頂戴しないで済むんですよ。

アルファードのフロント回りの部品を外した状態
アルファードのフロント回りの部品を外した状態
未塗装状態のLMパーツを仮付けした状態。すべて純正部品であるためボルトオンで、チリも完璧であるとのこと
未塗装状態のLMパーツを仮付けした状態。すべて純正部品であるためボルトオンで、チリも完璧であるとのこと
レクサスLM顔が完成!
レクサスLM顔が完成!

■前期型を後期型の顔にするモデファイも人気

2015年1月26日~2018年1月8日まで発売された前期型(左)を2018年1月8日以降の後期型(右)にモディファイ
2015年1月26日~2018年1月8日まで発売された前期型(左)を2018年1月8日以降の後期型(右)にモディファイ
後期型(左)と前期型(右)のリア回り
後期型(左)と前期型(右)のリア回り

――ううむ。その程度の納期で済むならば、「アルファードのLM化」はますます魅力的に思えてきますね……。了解いたしました。ちなみに現行型のトヨタ アルファードでは今、「LM顔にする」という以外ではどんなドレスアップが流行っているのでしょうか?

岩田さん 最近はこの「LM化」によって、後期型アルファードの下取り部品の数が増加しています。そのため、後期アルファードの良質な中古部品(下取り部品)を使って行う「前期型の後期化」が人気ですね。

 新品パーツを使って後期化するとなるとけっこう高くつくのですが、下取った部品を使えば、おおむね100万円ぐらいでできてしまいますからね。

――なるほど! やっぱりなんだかんだでフロントグリルのデザイン的な完成度は後期型のほうが圧倒的に上だと思いますので、現実的な予算で、安価な前期型を「後期顔」にできるのはいいですね!

岩田さん そのほかでは、まぁこれは私の個人的な感覚ですが、ド派手なドレスアップではなく「さりげないドレスアップ」を好まれるユーザーさんが増えているように思います。大幅に車高を落としたりするのではなく、ダウンサスで少しだけ落として、小さめなリップスポイラーを付けるみたいな。

 もちろんド派手なモディファイを好まれる方も一部にはいらっしゃいますが、全体としては「優雅な車だから、優雅に乗りたい」とお考えになる方のほうが、近頃は多いのではないでしょうか。

――なるほど。一部でなんだかんだ言われがちな30アルファードですが、よく考えれば普通に優雅で普通にゴージャスなミニバンですからね、そういった「さりげない系」が中心になるのも当たり前なのかもしれません。いや本日はありがとうございました!

岩田さん いえどういたしまして! ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせをいただけましたら幸いです!

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