“後発”のC-HRに対する人気車ヴェゼルの実力は?
【2018年3月 販売台数】
〇C-HR/1万990台
●ヴェゼル/9030台
この2台はボディサイズなどから同じ車格に見えるが、プラットホームを見ればC-HRがプリウス、ヴェゼルがフィットとそもそもの車格がやや違う。
この点も踏まえてそれぞれのアドバンテージを挙げると、C-HRは乗り心地とハンドリングのバランス、インテリアなどの質感、停止まで対応するACC(先行車追従型クルコン)。
ヴェゼルは、キャビン&ラゲッジスペースの広さ、最低地上高の高さ、価格の安さ、といったことが浮かぶ。
これらを総合すると、2台の意外なキャラクターの違いも加味して勝敗は引き分けとする。
先駆者フリードは王者シエンタを越えているか?
【2018年3月 販売台数】
〇シエンタ/1万1460台
●フリード/9312台
もともとはホンダがモビリオで開拓したコンパクトミニバンというジャンルにトヨタが後から参入し、シエンタが主導権を奪っていったという時期もあるこの2台。
まず2台とも、このサイズできちんと使える3列目を確保していること自体が凄い。
このことを前提に2台を比べると、フリードには純ガソリンエンジン車のパワフルさ、ACCが幅広いグレードに着く、2列シートのフリード+も持つという対シエンタのアドバンテージを持つ。
逆にシエンタのフリードに対するアドバンテージは残念ながらほとんど浮かばず、この勝負はフリードの圧勝とする。
◆ ◆ ◆
冒頭にトヨタの一人勝ちと書きながら、ライバル対決をしてみるとトヨタ車が“勝者”となった勝負はなく、力の入った車であればトヨタ車の牙城を崩せるチャンスもあることがよく分かる。
トヨタ車だけが良くなってもニッポンの自動車は面白くならない!
それだけに、トヨタ以外のメーカーにも86やGR系のライバルも含めて、今からでも遅くないので、トヨタの一人勝ちにならないよう頑張ってほしい。
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