■中古車の流通台数は約3000台で推移! 後期型も充実し、買い得感高し
現在、現行型エクストレイルの中古車の流通台数は約3130台。ちょうど一年前のゴールデンウィークの時期の約3150台だったので、増えたり、減ったりしながらもこの数字が上限といえる状況だ。
中古車の平均走行距離は一年前の時点で約3.3万kmだったが、現在は約3.75万kmと延びている。この影響は中古車の平均価格にも現れていて、一年前の約187万円から現在は約181万円まで値落ちが進んでいる。
しかも値落ち傾向は3月の需要期から続いていて、流通台数は増加し、平均価格は下落とまさに現行型エクストレイルの中古車は買い時を迎えている。この値落ちはエクストレイル自身のモデルライフが長くなっていることもひとつの要因だが、RAV4などのライバル車の登場も影響している。
一年前の流通している中古車の中に高年式、低走行距離のいわゆるおろしたて中古車は約230台流通していたのだが、現在は2020年~2021年式、走行距離500km以下で検索すると、約112台がヒット。価格帯は約220万~約326万円と流通台数は半減し、おろしたて中古車も割安感が目立っている状況だ。
そして流通している中古車の年式別の分布を見てみると、最も多いのが2016年式の約886台で断トツだ。続いては、2015年の約485台、そしてマイナーチェンジ後の2018年式が463台となっている。
2019年式は200台以下まで流通台数は減少しているが、一部改良して運転支援システムが改良された2020年式は約250台と盛り返している。本来ならば、もっと大幅な値落ちとなるところを、こういった2020年~2021年式の中古車が平均価格の下落に少なからずブレーキを掛けていることは想像できる。
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グレード構成は長いモデルライフで名称が変わっているため比較が難しいが、2Lガソリンエンジンを搭載した4WD車。具体的には前期型の2.0X 4WDエマージェンシーブレーキ装着の2列車。2.0Xi 4WDの2列仕様車が最も多い。次いで多いのが2Lハイブリッド車の4WD車。そして2Lガソリンエンジンを搭載した2WD車となっている。
一般的なSUVは2WD車のほうが流通台数は多くなることがある。しかしエクストレイルは伝統のタフギアを求めるユーザーが多く、中古車は圧倒的に中古車のほうが多い。ただ、カスタマイズカーのオーテックの流通台数は20台程度と少なめだ。
現行型エクストレイルの中古車の価格帯は約68万~約410万円となっているが、今後はさらに値落ちが進み、国産ミドルサイズSUVの中でも狙い目の車種といえる。
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