トヨタ、日産らが発売し地味に消えた4ドアセダン車たち 6選 


■ホンダアスコット 1989〜1997年

ホンダ・アスコット
ホンダ・アスコット

アスコットは、ホンダが立ち上げたプリモ店のために送り出した6ライトウインドーの4ドアセダンだ。4代目アコードの兄弟車で、パワートレインはアコードと同じ1.8Lと2Lの直列4気筒を搭載した。フラッグシップの2.0Siは高性能なDOHCエンジンを積み、痛快な加速を見せつける。サスペンションは4輪ともダブルウイッシュボーンで、4輪操舵の4WS装着車も用意された。軽快なハンドリングもチャームポイントのひとつだ。

キャビンは寛げるし、上質なレザーシートも選べる。良質な4ドアセダンだったが、派手さがなかった。アコードや5気筒エンジンを積むアコード・インスパイアの陰に隠れて売れ行きは低迷する。カンフル剤として、1992年春に4ドアハードトップのアスコット・イノーバを追加した。そして93年秋に、最初で最期のモデルチェンジを敢行している。

2代目は新たに登場したラファーガの兄弟車となり、エンジンも2Lと2.5Lの直列5気筒だ。運転のしやすさと走りのよさを強くアピールした。が、迷走の代償は大きく、存在感を示せないまま97年に生産が打ち切られている。

■マツダセンティア 1991〜2000年

マツダ・センティア
マツダ・センティア

ルーチェの後継となる4ドアハードトップで、バブル景気が峠を越えた1991年春に販売を開始した。マツダのフラッグシップサルーンでもあったので、3ナンバーの迫力あるボディをまとい、ソーラーサンルーフやステアリング連動式フォグランプなど、新しいメカニズムも積極的に導入した。

曲面を多用した美しいデザインが特徴で、今までにはない新しさを感じ、注目を集めている。が、それまでのプレステージサルーンと違うプロポーションに違和感を覚える人も少なかったようだ。

エンジンは2.5Lと3LのV型6気筒DOHCを搭載する。性能的にライバルに負けていなかったし、快適性能も高かった。走りの実力も非凡だ。

全モデルに4輪操舵の4WSを採用し、軽快な身のこなしを見せている。が、風格が足りないということで、1995年秋にモデルチェンジを敢行し、デザインは高級車然としたものになった。が、コストダウンの壁を崩せず、インテリアは初代ほどの高品質感がないため販売は伸び悩んだ。そして21世紀を前に生産を終えている。

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