自動運転技術にまつわる最新情報をお届けする本連載、今回は、前回からお届けしているホンダの杉本洋一氏へのインタビュー「後編」をお届けします。杉本さんは株式会社本田技術研究所の先進技術研究所に所属していて、世界初の自動化レベル3技術を含む「Honda SENSING Elite」の開発を担当。
「前編」では、「なぜホンダは世界初の「レベル3」技術の発売にこだわったのか」という点がポイントでした。要求される安全性や使い方を考えると、「レベル2」技術の進化でもよかったのでは? まったくフェイズの違う「レベル3」にこだわる必要はなかったのでは?? その質問に杉本さんは、「レベル3として求められる精度はさらに高度で、要求精度も大きく高まる。だからこそやる価値がある」という返答でした。「(技術進化を高めるため)あえて狙った」というわけです。今回はその続きとなります。
高齢化社会に自動運転技術はどう対応するのか? 他車との流れのなかで自動運転車はどう振る舞うのか? そして「ナイト2000」のような自律自動運転車は将来登場…する……のか??
文/西村直人 写真/奥隅圭之、西村直人
「自動運転レベル3でなければいけなかった理由」ホンダ 杉本洋一氏インタビュー(前編)【自律自動運転の未来 第12回】
シリーズ【自律自動運転の未来】で自動運転技術の「いま」を知る
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