■姉妹車 アルトとミラの商用バン 中身は一緒?
アルトやミラ(イースではない)には商用バンが用意される。軽自動車税は乗用の年額1万800円に対して商用は5000円と安いが、重量税は同じで初回車検は2年後と短い。荷室を優先する商用車の規定に基づき後席も狭い。それでも商用を条件に車両の使用を許可する企業や市場があるので用意している。
アルトとミラともに車内は質素で装備は最小限度だが、アルトは緊急自動ブレーキや横滑り防止装置が設定されて燃費もいい。ミラは発売から10年以上を経て設計が古いが、エンジンはアルトよりも実用回転域の駆動力が高く加速力は活発だ。視界のよさもミラが勝る。
(渡辺陽一郎)
■赤帽のダイハツ製サンバー、実は特別仕様!
運送業の赤帽が使う軽トラックは、かつてスバルが自社開発していたサンバーをベースに、耐久性の優れた特別仕様としていた。今のサンバーはダイハツ製OEM車になったが、それでも赤帽協同組合の指定仕様となる。
その赤帽仕様車はサンバーがダイハツ製になった2012年に用意され、エンジンと駆動系を中心に耐久性を高めた。クランクシャフトには高周波の焼き入れを行い、プラグはイリジウムに変更。デファレンシャルギアのケースも強化され、前輪のブレーキパッド、タイヤもハードに使われる。同じサンバーでも赤帽仕様は異なる。
(渡辺陽一郎)
■スーパーGTの富士でのレース
スーパーGTは同じ富士スピードウェイで5月と8月の2回開催されます。ですが、このレースはシリーズ戦のなかで成績によってオモリが加算されるウェイトハンデのルールがあるのがポイントです。2戦目の5月よりも5戦目の8月のほうが、ウェイトを積むマシンと積んでないマシンとの差が大きくなるわけです。そうなると戦い方がまったく違ってきます。
さらに、夏の8月のほうが気温も路面温度も上がり、その熱は体力的にもマシンの信頼性の面でも、ものすごくマイナスに働きます。同じ富士でも8月はハンデを積んで熱とも戦うので、5月とは大きく違いますね。
(脇阪寿一)
■中国モーターショー 北京ショーと上海ショーがあるが……
決定的に違うのはホスピタリティである。土地柄なんだろう。北京が官僚的。上海のほうはおおらかだ。
国際プレス対応ひとつ取っても、北京についちゃ申請時からハードルが高く、アレコレ注文を付けられる。そもそも北京の場合、ショー会場のメディア受付に行くまでの通行証の提示を求められるのだった。通行証なければ受付もできないということ。ただショーが始まってしまうとコントロールできなくなり、どうにでもなるのは共通。出展しているメーカーも北京と上海で勢力図が違うため微妙に異なる。
(国沢光宏)
コメント
コメントの使い方