新型レクサスNXデビュー直前! 現行NXの中古が過去最高の下落で今が狙い目!!!

■現行レクサスNXは2014年7月に登場!

2014年7月にデビューしたレクサスNX。UXの登場まではコンパクトとミドルを受け持つクロスオーバーSUVだった。
2014年7月にデビューしたレクサスNX。UXの登場まではコンパクトとミドルを受け持つクロスオーバーSUVだった。
NX300h、2014年7月登場モデル。NXはRXよりもコンパクトなミドルサイズのボディで人気を高めた。発売の翌年となる2015年には、1万8000台以上を登録して、レクサスの最多販売車種に
NX300h、2014年7月登場モデル。NXはRXよりもコンパクトなミドルサイズのボディで人気を高めた。発売の翌年となる2015年には、1万8000台以上を登録して、レクサスの最多販売車種に

 まずは、現行型レクサスNXのモデル変遷を簡単に振り返ってみたい。NXは当時レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして2014年7月にデビューした。

 グレード構成は2L直列4気筒ターボ+6速ATを搭載するNX200t(2017年のマイナーチェンジでNX300に変更)、そして2.5L直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムを搭載するNX300hの2種類。

 そしてそれぞれに装備の異なるスタンダード、Iパッケージ、バージョンL、Fスポーツの4タイプがそれぞれ設定されている。

UXの後席は狭いが、NXはRXほど大きくないのでファミリーカーとしてはちょうどいい室内空間
UXの後席は狭いが、NXはRXほど大きくないのでファミリーカーとしてはちょうどいい室内空間
後席は6対4分割可倒式シート。電動リクライニングおよび電動格納機能付きだ
後席は6対4分割可倒式シート。電動リクライニングおよび電動格納機能付きだ

■2017年9月にビッグマイナーチェンジ!

2017年9月のマイナーチェンジでスピンドルグリルがLXやRXとの共通性を持つレイヤー状のデザインとし、三眼式のLEDヘッドライトは超小型LEDランプとなる。写真は300hバージョンL
2017年9月のマイナーチェンジでスピンドルグリルがLXやRXとの共通性を持つレイヤー状のデザインとし、三眼式のLEDヘッドライトは超小型LEDランプとなる。写真は300hバージョンL
2017年9月のマイナーチェンジで、立体的でワイドなリアコンビネーションランプのほかLEDシーケンシャルターンランプに変更。このイメージは新型にも継承されている
2017年9月のマイナーチェンジで、立体的でワイドなリアコンビネーションランプのほかLEDシーケンシャルターンランプに変更。このイメージは新型にも継承されている

 2017年9月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更をはじめ、インテリアのカラーディスプレイを10.3インチに拡大。

 また、走行性能ではサスペンションのチューニングを行い、操縦安定性と乗り心地を向上させている。また予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」を全車に標準装備とするなど走行性能、安全性能、快適性能という全方位でブラッシュアップさせている。

 2018年8月の一部改良では、安全運転を支援するパーキングサポートブレーキ(静止物)を標準装備。そして2019年4月の一部改良では予防安全パッケージの「Lexus Safety System+」の各機能を進化させている。

 単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上させたことで、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」、自動車専用道路等においてレーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」などを追加。

 さらに、コーナリング中、アクセルを踏み込んだ際に発生しやすいアンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシスト[ACA]を全車に標準装備し旋回性能を向上させている。

2017年9月のマイナーチェンジで10.3インチのディスプレイに変更。2019年4月の一部改良では予防安全パッケージの「Lexus Safety System+」の各機能を進化させた
2017年9月のマイナーチェンジで10.3インチのディスプレイに変更。2019年4月の一部改良では予防安全パッケージの「Lexus Safety System+」の各機能を進化させた

■現行レクサスNXの中古車はこの半年で約22万円とこれまでにない値落ち幅を記録

2019年5月に一部改良し、進化したプリクラッシュセーフティなどを含むLexus Safety System+の機能が強化
2019年5月に一部改良し、進化したプリクラッシュセーフティなどを含むLexus Safety System+の機能が強化

レクサスNX前期型2014年7月~2017年9月の中古車情報はこちら!

 それでは、レクサスNXの中古車事情を見てみよう。現在、現行型レクサスNXの中古車は752台流通していて、平均価格は約351万円となっている。

 中古車の価格帯は約206万~約598万円だ。これが新型車発表前の2021年5月当時の平均価格は約355万円だったので、わずか1カ月で4万円の値落ち。

 1年のうち最も中古車が売れる需要期の3月の時点での中古車の平均価格は約363万円だったので、約13万円も値落ちしており、新型車の発表は現行型NXの中古車相場に影響を与えたといえる。

 さらにもっと遡ってみると半年前の2021年1月時点では中古車の流通台数は740台で、平均価格は約373万円。中古車の価格帯は約229万~約749万円だった。

 そしてさらに1年遡った2020年2月では現行型NXの中古車の流通台数は800台で、平均価格は約366万円。価格帯は約210万~約675万円ということだった。

 こうして見ると、2020年2月から2021年1月の約1年間では平均価格はほぼ横這いから値上がり傾向で、中古車の価格帯は600万円以上という高価格車が流通していた。

 しかし、現在の平均価格は約351万円まで下がり、この半年で約22万円とこれまでにない値落ち幅を記録した。中古車相場の最安値はそれほど下がっていないが、高価格車が市場から姿を消している。これは新型登場の影が大きいことは明らかだ。

 年式ごとの平均価格を見てみよう。デビューした2014年7月からマイナーチェンジ前の2017年7月までのモデルの中古車の平均価格は約329万円。

 マイナーチェンジを行った2017年8月から一部改良で「Lexus Safety System+」の機能が見直された2019年4月の一部改良までの中古車の平均価格は約423万円。

 そして2019年5月の一部改良から現在までの平均価格は約502万円となっている。こうして見ると、現行型レクサスNXの中古車はマイナーチェンジや一部改良でハッキリと価格差が生じている。

次ページは : ■流通台数が多いグレード、年式は?

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