今年もあっという間に梅雨の季節。今年は例年よりも早く、西日本では5月から梅雨入りをしています。
梅雨は一年を通して雨が多くなる特別な時期ですから、いろんな事に影響が出てきます。クルマのステアリングを握る方も多い読者の皆さんにとっても、雨は悩みのタネなのではないでしょうか。
今回はそんな雨をどう乗り切るか、雨の日の危険とメンテの方向から見ていきましょう!
※本稿は2021年6月のものに適宜修正を加えています。
文/鈴木伸一、永田恵一(画像ギャラリー解説)、ベストカー編集部 画像/AdobeStock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2021年7月10日号
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■晴れの日とは違う運転状況。雨天は事故の割合が4倍に?
昨今はクルマやタイヤ、また電子制御技術の発達などからあまり普段から意識しなくなったかもしれませんが、実は雨の日のドライブには晴天時には気づかない危険が多く潜んでいます。雨が降る以上、その危険はずっと付きまとうものなのです。
下段にある二つのグラフは首都高速道路株式会社が公開している、晴天時と雨天時それぞれで起きた首都高での事故を集計したデータで、注目してほしいのは右下のグラフです。
晴天時と雨天時で起きた交通事故を一時間当たりの割合の統計を見ると、晴天時は0.95件/時間、雨天時はなんと3.34件/時間。晴れの日に比べて約4倍となっています。つまり、雨の道路は晴れの日よりも事故が発生しやすい環境だということがわかります。
●事故の原因はさまざま。ただ日頃の整備で事故は回避可能!
雨の日に起きる事故の原因はさまざまです。よそ見して追突してまったなど、ドライバーの意識による原因もあります。
ですが、なかには整備が行き届いてない、整備不良が原因で事故になることもあります。ヒビだらけで溝も2mm未満なタイヤで雨を走ったらスリップした、などです。
そういったことは日頃の点検・整備を行えば避けられたかもしれません。そう、雨が多い梅雨の季節はメンテをよりキッチリ行うことにより、自分で事故のリスクを下げることが可能なのです。
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