夏だけじゃダメ! 紫外線対策は365日気を抜いてはならない
紫外線の量は、季節や時刻、天候などにより変動するが、一般的には太陽が高い位置にあなるほど紫外線は強くなる。1日のなかでは正午頃、1年のなかでは6月から8月が最も紫外線が強くなる。
秋以降も油断は大敵だ。太陽の位置が低くなるため、紫外線がより広範囲に照射されるようになってしまうため、紫外線にさらされる範囲は多くなるからだ。また、曇りや雨天時も紫外線は地上に届いているため、色の薄いレンズのサングラスを着用するようにしたい。
シチュエーションに合わせてレンズカラーを選ぶ
肌の日焼けは日焼け止めによって防ぐことが可能だが、目の日焼け止めは存在しない。ということは、サングラスが目を有害な紫外線から守る唯一の術ということになる。UVカット機能付きのサングラスを着用すると、目への紫外線暴露は90%カットできるといわれているため、太陽光を常時浴び続ける運転中のサングラス着用は必須と考えてほしい。
また、サングラスによってぎらつきやまぶしさを抑えると集中力が増すこともわかっている。つまり、安全運転にもサングラスは貢献してくれるというわけだ。
サングラスを選ぶうえで重視したいのはレンズカラー。レンズの色は天候や走る時間に合わせて交換するのが理想だ。安全性を確保するうえでも、クリアな視界を確保できるレンズカラーを選ぼう。
色の濃淡に関しては、日射しが強い時は濃いものを、曇りの時は薄いものを使用することが基本。グレー系は最も目になじみやすく裸眼に近い感覚で対象物を見ることができるため、目を疲れさせない。サングラスを使い慣れていない人には一押しのカラーだ。
ブラウン系は、まぶしさ防止に加えてコントラスト効果が高いため、曇りの日、雨の日、夕方など、視界が悪い時向きのレンズだ。イエロー、ピンク、赤は、集光性が高いため、晴天時の運転時に使用すると危険だ。
シチュエーションに合わせた「レンズの使い分け」
カラー選びとともに重要なのは、レンズタイプ。うまく使い分けをすることでストレスなくサングラスを着用することができる。
偏光レンズ
乱反射をカットし、太陽光のぎらつきをカットしてくれるレンズ。まぶしさを遮る効果が高く、晴天時の視界をクリアにできる。ただし、偏光度が高くなると可視光線透過率が低くなることから視界が暗くなってしまうため、夜間や暗い場所では視界が悪くなるというデメリットがある。
調光レンズ
調光材が練り込まれているため、可視光線や紫外線の量によってレンズの色の濃さが変わる。室内では無色または薄く色が付き、屋外では色がさらに濃くなる。運転時以外でも使えることから、紫外線から常時目を守ることができる。何本もサングラスを持つのは面倒という人にお薦めだ。
ミラーレンズ
日射しが非常に強い時に一押し。ただし、曇りの日は視界が悪くなるため使用は控えよう。表面に傷が付きやすいため取り扱いが面倒なのが難点。
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