「自分は大丈夫」とみんな思ってる!! サンデードライバーがやりがちな運転 10選

「運転を勘違いしている」サンデードライバーがやりがちな運転

不思議なドラポジ
 緊張のあまりハンドルにしがみつくような初心者のドライビングポジションとは違い、背もたれを大きく倒し、片手ハンドルや立膝をつくなど、ありえない姿勢で運転しているドライバーを見かける。あの姿勢で周囲の状況を正確に把握し、緊急回避に対応できるのかと、不安でならない。

 筆者は、横を走るクルマのドライバーが、そのようなドラポジをしているのをみたら、近づかないようにしている。それも「危険予知行動」だ。

これで安全確認がしっかりとれているとは思えない。「運転が上手い」という言葉を勘違いしている(写真AC_LYD)
これで安全確認がしっかりとれているとは思えない。「運転が上手い」という言葉を勘違いしている(写真AC_LYD)

アクセル・ブレーキがスイッチ式
 信号が青になるとグッと加速して、キュッとブレーキをかける。急いでいるわけでもないのに、スイッチみたいにオンオフする運転操作が身に付いてしまっているドライバーがいる。

 いきなり飛び出せば、いろいろな危険が考えられるし、急ブレーキは、自分はいいかも知れないけど、後続車にとってはたまらない。クルマを消耗する運転行動でもあるし、なにより同乗者の首が心配だ。

左折時のあおりハンドル
 左折時に、しっかり減速することなく、いったん右へ振ってから左折していく「あおりハンドル」。勘違いサンデードライバーは「運転テクニック」だと思っているようだが、歩行者や二輪車、自転車や後続車にとっては、迷惑千万な運転行動だ。

 左折する際は、手前でしっかりと減速した上で、徐行速度でハンドルを切って曲がるのが正しい。このほうが「カッコいい」と思ってやっているようだが、周囲が冷ややかな目で見ていることに、いつ気づくのだろうか。

ウインカーが遅い・短い・出さない
 ウインカーを出すのがカッコ悪い、という意識でもあるのか、交差点手前で出すことなく、曲がる瞬間にしか出さなかったり、レーンチェンジでも、車線変更を始める瞬間に2、3度点滅させる程度しかださないドライバーがいる。

 ウインカーはなぜ必要なのか、もう一度教習所で勉強してきてほしい。自分はいいかもしれないが、周囲のクルマは大変迷惑している。

価値観は人それぞれだとは思うが、その価値観に振り回される周囲のクルマはたまったものじゃない(写真AC_丸岡ジョー)
価値観は人それぞれだとは思うが、その価値観に振り回される周囲のクルマはたまったものじゃない(写真AC_丸岡ジョー)

追い越しをかけると速度を上げる
 高速道路の走行レーンを走行中、遅い前走車に追いついたため、追い越しレーンを使って追い抜きをしようとしたが、それに抵抗するかのように走行レーンのクルマが速度を上げ、結果、元のレーンに戻らされる。

 発想が幼稚だし、公道において、クルマの運転は競争するものではない。そもそも前があいているのであれば、一定速で走るのが、上手な運転だ。燃費も悪くなるので、やめてほしい。

◆   ◆   ◆

 運転に不慣れであっても、他人に迷惑をかけないのであれば、特に問題はない。しかし、他人に迷惑をかけるような運転は、不安を感じさせるだけでなく、事故につながる可能性も高い。そのため、運転には、ドライバーひとりひとりのルールやマナー順守の意識が高く求められる。

 いつもの運転操作の中で、自分の間違いや勘違いに気がつくことは、とても難しい。本稿が何かのきっかけになれば幸いだ。

【画像ギャラリー】あなたは大丈夫か サンデードライバー度のセルフチェック10問

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