そして登場するEVのGT40は、伝統に新たなページを加える
イギリス・オックスフォード州のEverrati(エヴァラッティ)は、2019年に誕生した若い会社で、電気自動車(EV)のパワーユニットを開発している。同社はメルセデスベンツSLやポルシェ911などをEV化したモデルを手掛けており、EV化が急速に進む欧州において注目される存在だ。
2021年7月、そのエヴァラッティが、スーパーフォーマンスと提携してGT40やコブラといったスーパーフォーマンス製のリプロダクション60sカーの電動仕様を開発することを発表した。すでにEV版GT40のプロトタイプは完成していて、各種テストもスタートしているとのこと。実際にその姿を目にするまでもうしばらくの時間がかかりそうだが、正式発表される日に注目したい。
アメリカの伝統ともいえるV8エンジンを搭載して60年代のル・マン24時間レースを制覇したGT40は、ル・マン優勝から50年以上が経過した現在でも“新車”が世界中のファンの手に渡っている。
そして今度は将来の主力パワーユニットとして期待される電動モーター&バッテリーが搭載されるという。さすがにオリジナルGT40の開発者たちも、2021年のこの状況は予想できなかったはずだ。時代を超えて愛される名車が、未来に向けて新たな進化を始めた。
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