■料金体系の変更で利用する道路の選択肢が拡大し、混雑の平準化メリットも
これまで、高速道路の料金体系変更が行われるたびに、メディアでは無意味な粗探しや揚げ足取りが行われてきた。
たとえば首都高の距離別料金の見直しに関しては、案が出された時は「フザケルナ! 値上げじゃないか!」的な意見ばかりが目立ったが、実施されてみれば、起終点同一料金の実現によって迂回に躊躇する必要がなくなったことで、外環道など外側の高速道路を含めた全体的な混雑の平準化につながり、利用者には確実にメリットがあった。
すでに一部メディアは、「値上げする時間帯に定期的に通過せざるを得ない利用者からの反発も予想される」といった揚げ足取りが行われているが、どんな改定にも一定の反発があるのは当然だ。
混雑がある限り、全員を満足させる料金改定など存在しない。今回の中間答申は、遅すぎたくらいなのだ。
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