日本国内の自動車保有台数は8,200万台(平成31年3月末)。人口は減る一方だが、保有台数は地道に増え続けている。ならば道路の密度も必然的に上がっているはずで、現状に即した行政の対応やドライバーのマナーはいままで以上に大切なものになってゆく。
自動車評論家5人+ベストカー編集部から、今のクルマ界に勇気ある(と自分で言う)提言集。今回は「道路行政・マナー編」です。
安心・安全な道路は誰もが望むもの。これらの提言がすこしでも良い方向に繋がっていってくれれば嬉しい。
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※本稿は2019年5月のものです
文:国沢光宏、清水草一、竹岡圭、岡本幸一郎、ベストカー編集部/写真:Adobe Stock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月10日号
■点けていることすら気づかない、リアフォグ迷惑車に喝!
(TEXT/岡本幸一郎)
法規にも記されているのに、現状全然警察は無反応だもんね。そもそも点灯させている本人がリアフォグランプのことも、後続車に迷惑をかけていることもわかってない。
だからわからせるために、まずは何らかの方法で周知させて、それでも守らない人に対しては、警察がちゃんと取り締まりをしてほしいものだ!
■暫定2車線の高速料金が4車線と同じってあんまりだゼ!
(TEXT/清水草一)
日本の高速道路の約3割は、暫定2車線という名の貧乏高速だ。対面通行なので制限速度は大部分が70km/h。
遅いクルマが前にいても、追い越しは特定の場所でしかできない。その分、一般道に対する時間短縮効果も低い。
また、対面通行なので正面衝突のリスクも高い。最近ようやく対策が始まったけど、まだまだ樹脂ポールだけという区間が大部分だ。
なのに、料金が4車線の高速道路と同じってのはないだろ! 価値が低いんだから料金は安くなきゃおかしい。
しかも近年地方部では、新直轄方式で建設された料金無料の暫定2車線高速が続々と開通している。無料と有料の差が激しすぎるゼ!
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