「GT-R」ブランドを守るため、ここでいったん終了させてはどうか
猛反発を食らうだろうが、筆者はこのタイミングでGT-Rを終了すべきだと考えている。それは、環境や騒音に対する課題やコロナ禍が理由ではなく、「いい形でブランドを温存するため」だ。
しばらくは、まもなく登場する「新型フェアレディZ」を日産のイメージリーダーとおき、2000年初頭ごろのように、日産に勢いが戻ったタイミングで、復活を果たす方が良いのではないだろうか。
トヨタが先頭を走っている水素エンジンかもしれないし、アリアのパワートレインの強化版かもしれないが、現在の経営状態がよくない状態で開発したGT-Rではなく、「技術の日産」が復活した証として、日産が渾身の力で開発した次期型GT-Rをみたい、と思う。
15年にもわたってR35が活躍してきたことで、R32~R34時代を知らない若いファンたちも、GT-Rのファンとして育っている。そうした新しいファンに応えるうえでも、日産には、未来永劫、GT-Rというスポーツカーが生き残れるストーリーを描いてほしい。
繰り返しになるがフェアレディZとGT-Rは違う。「GT-R」というブランドを大切にするため、ここでいったん幕を下ろすのも、必要な選択ではないだろうか。
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