最近、スーパーチャージャーを装備したモデルを見かけなくなった。なぜだろうか?
筆者の頭の中でスーパーチャージャーといえば、中学生の頃に見た映画「バニシングポイント」に登場するダッヂ チャレンジャーが目に浮かぶ。
この時代の同車にスーパーチャージャーが装備されていたかは不明だが、その後2015年にリメイクされたダッジ チャレンジャー SRTヘルキャットは、V8 6.4LのHEMIエンジンにスーパーチャージャーを装備して707psもの強烈なパワーを発生していた。
筆者はWCOTY(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)の試乗会でLAのワインディングでドライブしたが、FRの後輪をどこまでもホイールスピンさせることができるパワーとトルクに感動した。
さて、そのスーパーチャージャー。少し前まではターボチャージャーとともに排気量や気筒数を減らしたダウンサイジングエンジンに採用されていたものだが、最近ではあまり見かけなくなった。
そこでご存じない方のためにも、まずはもう一度スーパーチャージャーとターボチャージャーのメカニズムの違いと、どうしてパワーアップするのかを説明しよう。
文/松田秀士、写真/NISSAN、Volkswgen、Dodge
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