愛車のために知っておくべし!! ガラスコートの「撥水」「親水」「滑水」の違い

ツヤがいいのは撥水性

　コーティングの効果として、水のはじき方のほかに「ツヤ」の出方も気になりますが、コーティング施工後のツヤは、撥水コーティングが優れています。また、撥水と親水の中間の性質をもつ疎水コーティングも、撥水ほどではないですが、ツヤが期待できます。

　ただ、コーティングの「もち（持続）」に関しては、「撥水」「親水」「滑水」「疎水」といった、水のはじき方で効果の持続期間に違いはなく、主に施工の仕方やコーティング剤によって、左右されるようです。

洗車機でも、ガラスコーティングができる

　専門業者にお願いすると、10万～15万円もしてしまうガラスコーティング。プロに施工をお願いすれば、3年～5年程度も効果が持続しますが、「ちょっと手が出ない…」という方は、手間はかかりますがDIYで施工することもできます。また、洗車した後にDIYで塗布するだけの簡易コーティング剤（5000円から10000円程度）も売っていますので、まずは、そうしたタイプから取り入れてみるのもおすすめです。

　また、洗車機でガラスコーティングができるものもあります。ただ、洗車機の場合、コーティング剤をボディ全体に散布するため、ガラスにも付着してしまい、油膜の原因になってしまうことや、洗車機に入れる前に、ひどい汚れは予めざっと取り除いておくなどしないと、その上にコーティングをしても、効果は得られない可能性があります。また、やはり効果の持続性はあまりないようです。

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　ガラスコーティングは、ボディの塗装の上に薄いガラスの膜をつくることから、細かい傷がつきづらく、紫外線によるダメージも抑えられ、なにより洗車の際に汚れを落とすのがラクになります。また、ボディがきれいなことは、売却時に査定額が上がる要素にもなるため、多少お金をかけてでも、やっておく価値は十分にあります。

　ただ、「ガラスコーティングをしておけば、洗車はしなくてもいい」ということではありません。ガラスコーティングではイオンデポジットなどを防ぐことはできず、やはり定期的な洗車と丁寧な拭き上げは必須。愛車の状態を隅々まで確認する意味でも、汚れてきたな、と思ったら、愛情をこめて洗車してあげてください。