トップグレードばかりがいいワケじゃない! 選ぶ意義のある「2番手、3番手グレード」!!

 しかし、これはこれでクローズドコースなどでの「クルマをコントロールする」という楽しさは最上級グレードよりも上なようだ(筆者はまだ試していない)。それでいて価格は十二分な装備を備え、最上級グレードのSに対して18万7000円安いのだからありがたく、もしタイヤに不満があるなら、安かった分でタイヤを好みのものに換えるという楽しみ方もできる。

GR86の「素」グレードである「RC」。16インチタイヤのためホイールハウスはスカスカ。しかし先代とは異なりボディ同色バンパー、エアコンやスマートキーは装備され、街乗りに困ることはない
GR86の「素」グレードである「RC」。16インチタイヤのためホイールハウスはスカスカ。しかし先代とは異なりボディ同色バンパー、エアコンやスマートキーは装備され、街乗りに困ることはない

 GR86 RCは以前も書いたとおり、GR86では上級グレードとなるSZに対して23万7000円安い277万9000円ながら、ホイールこそ16インチのスチールだが、それ以外はオートエアコンやスマートエントリー&プッシュボタンスタート、トルセンLSDが付くなど、初代86のRCとはまったく異なる普通に乗れるクルマである。

 まあ、RCがSZに対し本当に安いのかは微妙なのかもしれないが、それでもロールバーを入れる人などに嬉しいのが、ロールバーを入れる際には剥ぐ必要があり、なければ音はうるさくなるけど軽くなるフロアサイレンサーがない点だ。そのため、GR86 RCは競技を使う人はもちろん、かなりのカスタマイズをするという人にも一考の価値のあるグレードだ。

●まとめ

 このように、今回はスポーツモデルから選んだが、クルマにかぎらず商品を選ぶ際には「安いからいいとも、高いからいい」とも言い切れないだけに、カタログやメディアなどの情報も参考にしながら、自分に合ったものを選んでほしい。

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