新型ランクル売れ筋モデルのなぜ コロナの影響さらに浮き彫りに 国内メーカー最新動向

■軽の王者N-BOXが12月に一部改良

2021年12月に一部改良されるホンダ N-BOX
2021年12月に一部改良されるホンダ N-BOX

 ホンダは12月にN-BOXを一部改良します。今回は2023年モデルとして手直しするもので、N-WGN、N-ONE同様に追随機能、プッシュボタン式の電子制御パーキングブレーキを採用します。銘柄別販売台数のトップ確保をさらに維持する方針です。

■マツダの2022年の新型車は上級SUV2車種

2022年初めにビッグマイナーチェンジが予定されるマツダ CX-5。新型SUVとして登場予定の2車種はCX-5の上級車種となる予定
2022年初めにビッグマイナーチェンジが予定されるマツダ CX-5。新型SUVとして登場予定の2車種はCX-5の上級車種となる予定

 マツダの国内向けブランニューモデルは2022年1月中旬にもビッグマイナーチェンジを受けるCX-5の上級に位置する新型SUV2車種になる見通しです(編集部註:このうち一方が昨日発表されたCX-50)。夏から秋にかけて発売します。2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを設定する見込みです。

 上級SUV中心の新ラインナップの拡大はマツダの市場ニーズが欧米を軸とした、海外重視の構成になっているためと思われます。売りとなっているSKYACTIV-Xは2.5L以上のほうが、より特性を生かしやすい傾向があることとも関連があります。

 量販モデルのマツダ2やマツダ3の世代交代は先送りになるため、マツダ車の国内販売はしばらく低迷基調で推移する見通しです。

■トヨタ シエンタは2022年8月頃に世代交代??

2022年8月にフルモデルチェンジする方向で調整しているトヨタ シエンタ(写真は現行型)
2022年8月にフルモデルチェンジする方向で調整しているトヨタ シエンタ(写真は現行型)

 トヨタは2015年7月登場のコンパクトミニバンのシエンタを2022年8月にもフルモデルチェンジする方向で調整をしている模様です。次期型はTNGAによる新開発のプラットフォームを採用します。

 ボディサイズは現行とほぼ同じですが、デザインコンセプトは大きく路線変更する見込みです。次期型は前型の初代モデルのような曲面フォルムでシンプルな2ボックスレイアウトを採用します。

 室内は2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの2タイプを用意しますが、現行モデルで販売構成比が80%以上と高い2列シート仕様車を中心にする見込みです。

 パワーユニットは1.5Lのガソリン&ハイブリッドで、ハイブリッドを全体の90%以上の販売構成比に想定し、高効率のリチウムイオンユニットの新採用、待望の4WDも設定されます。

 安全&安心パッケージのトヨタセーフティセンスは最新のデバイスを標準装備します。

 利便性では9インチナビのディスプレイオーディオ、パノラミックビューモニターも標準ないしはオプション設定します。これによって月販1万台以上の販売規模の復活を目指すものと思われます。

■ホンダ ステップワゴンが11月中旬にオーダーストップに!!!

2021年11月にオーダーストップとなったホンダ ステップワゴン。次期型登場まで販売を休止する
2021年11月にオーダーストップとなったホンダ ステップワゴン。次期型登場まで販売を休止する

 ホンダは11月中旬にもステップワゴンをオーダーストップします。以降は販売店とメーカーの在庫のみの販売となります。次期型へのバトンタッチは2022年の4月頃の発表、発売ですが、狭山工場が12月いっぱいで生産を終了するため、早めの生産中止となります。

 次期型からは寄居工場に移管しますが、次期型登場までの約4カ月間は販売を休止することになります。

 次期型はキープコンセプトながら、新開発のプラットフォームとなり、オデッセイの生産終了で3ナンバーサイズの上級モデルを新設定する可能性があります。

 詳細は2022年初めにもホンダカーズ店首脳に通達される見込みです。

【画像ギャラリー】人気モデル新情報&販売会社の納期延長への対策……国内メーカー最新動向をギャラリーでチェック!!!(13枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす! 愛車がどれだけ部品を交換してもグズり続けて悲しみの編集…