謎デザインが愛おしい!! ケッタイなカタチのクルマLOVE

■日産 ラティオ 〜クセになるんです〜

2012年登場の2代目。比較的端正だった初代ティーダラティオが急におかしくなったのはなぜ?
2012年登場の2代目。比較的端正だった初代ティーダラティオが急におかしくなったのはなぜ?

 ひと目見た瞬間から「???」だったラティオ様。あなたはなぜ日本にやってきたの? 日本はもとより、中国でもここまで安っぽいデザインで売れるのかしら?

 でも、見れば見るほどラティオのスタイルに惹かれる自分がいました。見るたびに「うわ……!」と思って、クセになるんです。これがいけないものを見る快感なんですね。

●ケッタイ度:★★★☆☆

■ホンダ モビリオ 〜先進的で機能的〜

2001年登場。欧州の路面電車をモチーフにしたらこうなった。マニア受けはバツグンだ!
2001年登場。欧州の路面電車をモチーフにしたらこうなった。マニア受けはバツグンだ!

 出た時は、カッコ悪いモノレールみたいだなと思った初代モビリオ。モノレールは好きだけど、これはカッコ悪すぎる! なぜってサイドのショルダーラインが低すぎて、すっごく頭でっかちに見えるから! でも、初代モビリオを今見ると、なんだかとっても落ち着いてるし、先進的で機能的だったなぁ〜。

●ケッタイ度:★★★★★

■三菱 ミラージュディンゴ 〜実物見れば狂喜乱舞〜

1999年登場。当時の衝撃度はメガトン級だったが、今となってはこれでもおとなしいくらいだ
1999年登場。当時の衝撃度はメガトン級だったが、今となってはこれでもおとなしいくらいだ

 ミラージュディンゴ前期型に関しては、歴史に残るデザインであると断言する。この衝撃的なカッコ悪さ! 顔は超ブサイクだしサイドも無意味なオバフェンラインがダメすぎ!

 でも、ここまで最悪だと歴史に残る! もちろん記憶にも残りまくり! さらに実物を発見すれば狂喜乱舞! ディンゴ、抱きしめたい。大好き。

●ケッタイ度:★★★★★

■三菱 ディオン 〜ちょっとナマコっぽい〜

2000年登場。救急車を彷彿させる胴長ワゴン。共産圏のクルマ的ノッペリ感がたまらない!
2000年登場。救急車を彷彿させる胴長ワゴン。共産圏のクルマ的ノッペリ感がたまらない!

 軟体動物って、たいてい嫌われる。でもなぜか目を逸らせなくなる。そして食べればおいしい。だから愛好者も少なくない。ディオンはそういうクルマだった。ディオンの車体ってなんかちょっとナマコっぽいでしょ。

 でも決して気味が悪いわけじゃないし、シンプルでバランスもよかったよね。ただちょっとナマコっぽかっただけさ!

●ケッタイ度:★★★★

■日産 NXクーペ 〜30年くらい早すぎた〜

1990年登場。顔が普通だったらスタイリッシュなクーペだったはずだが、あえて茨の道を選択
1990年登場。顔が普通だったらスタイリッシュなクーペだったはずだが、あえて茨の道を選択

 当時「ウナギイヌ」と呼ばれていました。そして、カッコ悪いクルマの代表とされておりました。でも、今見ると「どこがウナギイヌ?」。かなりスタイリッシュで適度にインプレッシブ!

 流麗なクーペボディにウナギっぽい顔の取り合わせは、意外性があってかなりイイネ! つまり出たのが30年くらい早すぎたってことなんだね。

●ケッタイ度:★★★☆☆

■スズキ エリオセダン 〜愛おしい宿命〜

2001年登場。コンパクトハッチをセダンにするのはケッタイなカタチ業界の必勝パターンだ
2001年登場。コンパクトハッチをセダンにするのはケッタイなカタチ業界の必勝パターンだ

 このテの、コンパクトハッチにトランクを付けただけの小型セダンは、おしなべてウルトラカッコ悪くなりまする。それはもうプロポーション的な必然であり、宿命なのです。逃れることはできません。

 そしてその宿命は、ある意味とても愛おしい。抱きしめたくなるような愛くるしさがある。星飛雄馬の恋人・美奈さんの骨肉腫のように!

●ケッタイ度:★★★★

■三菱 デボネア 〜ペヤングソースやきそば〜

1964年登場。米国車の影響をビンビンに感じる名作。今見るとマジでカッコいいという声あり
1964年登場。米国車の影響をビンビンに感じる名作。今見るとマジでカッコいいという声あり

 人間誰しも、シュッとスマートなデザインは好きだ。でも、誰もがシュッとスマートだったらこの世はつまらない。

 四角い顔がウリの芸人さんがいるように、ペヤングソースやきそばの箱みたいなカッコのクルマがあっていい。ペヤング大好き! という人は、きっと初代デボネアも大好きさ! お湯の熱? でちょっと歪んだところもステキ。

●ケッタイ度:★★★★★

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