速度超過検挙には、「真後ろ」と「赤色灯」が義務
警察車両における検挙方法については、「道路交通法施行令 第十四条」で定められており、警察車両が速度違反するクルマに追いつくために制限速度を越える加速をする際には、サイレンと赤色灯を点灯する義務があり、速度計測時には、該当車両の真後ろから、赤色の警光灯を付けた状態で計測しなければならない。
相対速度が20km/hを超えるようなスピードでは、警察車両も見過ごすことはできないだろうが、追い越し途中(追い越し車線で走行している状態)は、検挙するための速度計測はできないため、相対速度10km/h程度で、適切な追い越しをすれば、検挙される可能性は低い、と考えられる。追い抜いた後、赤色灯が確認できたら、速度計測されているので、間に合うかどうかはわからないが、速度をすぐに緩めた方がいい。
速度超過だけじゃない!!
警察車両の追い越しの際、検挙される可能性のある違反は、速度超過だけじゃない。追い越しの際には、以下のことに気を付ける必要がある。
・通行帯違反(走行車線から追い越し車線へ車線変更をして、追い越す必要がある)
・合図不履行違反(しっかりウインカーを点灯させて車線変更をする)
・進路変更禁止違反(車線変更をしてはいけない区間では、追い越し車線に移動することはできない)
・車間距離不保持違反(追い越したあと走行車線へ戻る際、車間距離が十分とれる位置での進路変更が必要)
警察車両の目の前でなくても、普通にやっていなければならないことだし、速度超過よりも、多くのドライバーがしっかりと守っているルールではあるが、速度超過だけに気を取られていると、このような違反で検挙される可能性もあるので、注意が必要だ。
また、交通量が多かったり、先の見通しが悪い道路など、滑らかな追い越しができないようなところでは、そのまま警察車両についていったほうが、安全。警察車両に限らず、追い越しをする際は、安全を最優先し、適切な速度と方法でゆっくりと追い越しをしよう。
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