ついに25年目の車検がやってきた! 晴れて25年ルールの解禁を迎え、我が愛車もJDMの仲間入りを果たす!! これで中古価格も爆上がりでニヤニヤできると思いきや、またまたトラブル発生!? 実は5~6年前からトラブルが定期的に発生していたのだ。そこで、25年目の車検の真実についてインプレッサWRXを30年所有する、もの好きオーナーが赤裸々に語る。
文:ベストカーWeb編集部/写真:スバル、ベストカーWeb編集部
駐車場の床にオイル染みが!?
新車登録から24年目となる暮れのこと、駐車場から愛車の初代インプレッサWRXを出してふと止めていた場所を見ると嫌な感じのオイル染みが!? エンジンの右横運転席側の床に滲んだ跡が広がっていた。大した量ではなかったのでそのまま放置し、1ヵ月後にディーラーのセーフティチェックに持ち込み相談した。
クルマを引き渡して小1時間くらいでサービスフロントマンがやってきた。オイル漏れの原因の説明を聞くと、パワステホースの金属パイプとゴムホースのつなぎ目からのオイル滲みだろうとのことであった。
交換が必要との話で見積もりをお願いするが、しばらくして戻ってくると開口一番、「パワステホースは廃番になっており、修理できません」。ガーンである!!
しかたないのでパワステホースが掲載された電子パーツカタログのコピーを持ち帰り、この先の対策を考えるということでディーラーを退散した。
【画像ギャラリー】25年目の車検はトラブル続き? [初代インプレッサWRX]を30年所有するオーナーの赤裸々車検顛末記(11枚)画像ギャラリーパワステホースの新品は発掘できるか?
まず、群馬のスバル車修理専門店をあたってみたが、やはり廃番のため対応できないとの返答であった。「中古部品は信頼性がないので無理」という話。新品や新古品をネットで探すが、いかがわしいサイト以外はヒットなし。最後にたどり着いたのがパワステホースの修理・リビルドという選択肢だ。
愛知県に数社パワステホース修理を謳う業者があった。作業内容としては、現物を送付し、その純正金属パイプ部分を再利用してゴムホース部分を新品に交換修理・製作するというものである。この線で次回ディーラーと相談することにしよう。
次回は「車検前無料診断で新たなトラブル発生!!」……初代インプWRXは生き延びることができるか?
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コメント
コメントの使い方20年過ぎてから車は壊れだしますが、丁度その頃から部品の廃番が出始めますからね。
欧州までとは言わないけど、日本は部品供給保障年数が低すぎるのが大きな問題です。大手が怠惰でなく中小企業の製造業を守っていればこうはならなかったんですけどね。
これから日本の平成前後から平成中期までの旧車は、どんどん消えていき平成中期以降の車は電子部品が更に多くAT車も多いのでもっと持たないでしょう。
我が家のGF8も1999年式です。現在95000キロ、大きな不具合も無く元気に走っております。