で、このクルマが走らせるとかなり楽しい。2気筒エンジンはまるでバイクのようなエンジン音で走る。しかも、コトコトコトっという感じでかわいいのだ。しかも急な登り坂になると「大丈夫?」と言いたくなるくらいスピードが落ちる。
思わず、「がんばれー!」なんて心のなかで叫びながらニヤけてしまうくらいだ。きっとモーターが付いていたらスイスイなんだろうけど、こんな人間臭いところがたまらない。
なので、試乗会で初めて走らせた時からずっと片想いしていたこともあり、4年前に購入。現在も元気一杯に走ってくれている。シングルクラッチはギクシャクして乗りづらいなんて当初原稿にも書いたけど、日々乗っていれば扱いも上手くなるってもんだ。
それにこんなエンジン、二度と出てこないだろう。というか、日本やドイツのメーカーだったら製品化するのもNGかもしれない。
といったのが令和の現在、乗ると楽しくなるICEのクルマたち。このほかにもあると思うが、ひとまず頭に浮かんだのがこいつらだ。昭和に多感な時期を過ごしたガソリンエイジにはおわかりいただけるであろう。この辺のクルマをサラリと乗りこなすのが今渋くてカッコイイ! と思う。
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