近年は、多くの新型車に、ステアリングやアクセル、ブレーキの操作を支援する、特定条件下での自動運転機能「レベル2」が採用されています。2021年3月には、とうとう条件付き自動運転「レベル3」の技術も登場。
限定的ではありますが、これまでドライバーによる監視が必須だった運転が、システムによる監視の領域にはいったことで、映画のなかの話だった「自動運転」が現実味をおびてきました。
2035年を描いたSF映画「アイロボット」(2004年公開)では、主人公のスプーナー(ウィル・スミス)が自動運転からドライバー運転モードへと切り替える、というシーンがありました。
ドライバーが「運転するかしないか選ぶことができる」状態、すなわち、自動運転「レベル4」以上の実現には、さまざまな課題がありますが、なかでも脅威であり、高度な耐性が必要とされているのが「サイバー攻撃」です。
文:吉川賢一
アイキャッチ画像:AdobeStock_metamorworks
写真:HONDA、BMW、SUBARU、NISSAN、TOYOTA、LEXUS
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