■岡本幸一郎氏が選ぶクロウト好みのスポーツモデル
一時期は絶滅の危機に瀕していた日本のスポーツモデルが、いつの間にかこんなに充実しているわけだが、ここに挙がったクルマたちはすべてお薦め。どのクルマもそれぞれ選ぶ意義がある。
一方で、クロウト好みのスポーツモデルもまた充実している。最もお薦めなのは、出て間もないノートオーラNISMOだ。
見た目はもちろん、e-POWERの潜在能力を引き出した強力な加速性能に、意のままのハンドリングと、実用コンパクトのノートを、よくぞここまで楽しいクルマに仕上げてくれたものだと感心する。さすがはNISMOを名乗るだけのことはある。
後席に人を乗せることを考えてドアが4枚ないといけないけど、走りも楽しさも重視するという人にもってこいだ。
次いでN-ONE RSは、こんなにカワイイのに走りの実力はかなりのもの。小さくて軽い車体を強力なターボパワーを駆使して手の内で操って楽しめて、なんといっても6速MTが選べるのがうれしい。走りの質感も軽自動車の常識を超えている。
さらに、よりスパルタンな走りを好むならアルトワークス。もとは普通の軽乗用車でも、ワークスなら強力なエンジンと強化された足回りで刺激的な走りを楽しめる。
そして、まさにクロウトっぽく裏をかいてC-HRを挙げたい。
SUVとして分類されることが多いが、実は本場の欧州市場で認められるために本気で走りを追求して開発したというだけあって、その正確なハンドリングはかなりのもの。意外やスポーツカーにも負けない実力の持ち主だったりする。MTが普通に選べるのもポイントだ。
旬は過ぎた感もあるものの、ユニークなデザインが好みで、ある程度は実用性も必要で走りを重視する人にとって、今でもイチオシしたい一台だ。
あるいはコペンGR SPORT。登場から7年半、細く長くやってきたコペンに2年前に加わったGR SPORTの走りには大いに感心したので、ぜひお薦めしたい。
■ベストカー編集部よりクロウト好みをもう一台
いつの時代にもスポーツカーをカモれる性能を持つ非スポーツカーは存在するが、現代のクルマではRAV4 PHVが筆頭候補だろう。
トヨタが『RAV4史上最速』と大々的にアピールするのも納得のスーパーな加速性能は圧巻で、コーナリングと違って、テク無用で誰もが堪能できるのも万人向きだ。
それでいて加速だけでなくRAV4 PHVはハイスペックな悪路走破性、実用性、快適性も備えている万能魔人。
性能を考えると破格の469万円が出せるなら、これ一台ですべてこなせる最高のパートナーになるぞ!!
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