なんとかして! 黄色く濁ったヘッドライト 白くなった樹脂バンパーを復活させるには

なんとかして! 黄色く濁ったヘッドライト 白くなった樹脂バンパーを復活させるには

 一般道を走っていると、相変わらずヘッドライトが黄色く濁ったクルマや、樹脂バンパーが白くなったクルマを見かけます。これは復活できるのでしょうか? なぜライトは黄色、白色に濁るのでしょうか? 防げないのでしょうか?

 また樹脂バンパーはなぜ白くなるのでしょうか? これも白くならないようにする方法はないのでしょうか?

 そこでモータージャーナリストの高根英幸氏が黄色く(白く)濁ったヘッドライトと白くなった樹脂バンパーを元の状態にするべく、実際に購入して愛車を使ってTRYしてみました!

文/高根英幸
写真/高根英幸、Adobe Stock(smuay@Adobe Stock)

【画像ギャラリー】ライトの黄ばみ&バンパーの曇りスッキリ!! 樹脂パーツの変色除去を愛車で試してみた!!(21枚)画像ギャラリー

■なぜヘッドライトが黄ばんだり、濁ったりするのか?

青空駐車場に停めている場合、5年も放っておけばヘッドライトが濁ってくることも多い(Amnatdpp@Adobe Stock)

 平均車齢が長くなったこともあって、街を走るクルマのヘッドライトが黄ばんでいたり、曇っていることが珍しくなくなった。これは光量や光軸にも影響を与えるので、車検の際にも問題となる。それにクルマが古ぼけて見える大きな原因だ。

 このヘッドライトが黄ばんでいるのは、レンズに使われている樹脂が紫外線(UV)によって劣化したから。実はヘッドライトだけでなく、あらゆる樹脂に黄変は起こる。ヘッドライトは透明だから黄変が目立つのだ。

 また同様にヘッドライトの曇りは表面のコーティングの劣化や樹脂の劣化による細かいクラックによるもの。どちらにせよ樹脂の劣化が、こうしたヘッドライトレンズに問題を生じさせている。

 樹脂製のヘッドライトレンズは、軽量化だけでなく衝突時の安全性や飛散して他車のタイヤを傷めるという二次被害も抑えられるなど、メリットは様々だから他に選択肢はない。

 対策としては、とにかく紫外線を浴びることが劣化の原因だから直射日光を避けることが最も効果的だ。しかし屋根付き車庫でも、紫外線対策には限度がある(走行中や出先での駐車などは日光を浴びるため)。

 地域や駐車場の状態などによって大きく差はあるが、早いモノでは5年落ちのクルマでもヘッドライトレンズが明らかに黄ばんでいる個体がある。

 青空駐車であってもクルマを止める向きを変えるだけでも、ヘッドライトの黄変対策にはなる。日なたでも直射日光をまともに浴びてしまうのと、リア側から光が当たっているのでは、紫外線による影響は大分変わってくる。

 リアのコンビネーションランプも紫外線によって劣化するが、透明なレンズではい場合は、黄変による変色はそれほど目立たないから、優先すべきはヘッドライトレンズのほうだろう。

■実際にヘッドライトのケミカルを使って試してみる

今回試したヘッドライトクリーナー2種。左からシュアラスター・ゼロリバイブ、Dがれーじヘッドライトクリーナー一撃!!

 カー用品店でもかなり豊富な品揃えとなっているが、インターネット通販の大手サイトでは、数え切れないほどの商品が揃えられている。使い方や機能、価格なども様々で、選ぶのに苦労するほどだ。今回は有名ブランドの商品と、ユニークな商品の2種類を試してみることにした。

 有名ブランド品とは、洗車用品では実績のあるシュアラスターの製品だ。シュアラスターはそもそも高級カーワックスのブランドとして日本に上陸し、その後洗車用品やカー用品までラインナップを拡大している。

 今回のヘッドライトクリーナー「ゼロリバイブ」は、カーワックスで培った技術が利用されているから、効果が高いと予測出来た。さらに1液でヘッドライトの黄ばみと曇りを除去して、さらにはUVカットのコーティングまで施してくれるという機能性の高さに惹かれ、選択した。

シュアラスター・ゼロリバイブはヘッドライトクリーナー単品900円、ヘッドライトクリーナー+ウォッシングスポンジ1280円~

 使い方はまずヘッドライトレンズをカーシャンプーなどで洗浄して、必要に応じてボディをマスキングして保護する。そしてボトルをよく振ってから液剤を付属のクロスに取り、ヘッドライトレンズを磨き込んでいく。クロスが茶色く汚れていくことでヘッドライトの黄ばみが取れていくのが実感できる。

 しかしコーティングも兼ねる液剤では研磨材は非常に微粒子となっているから、黄ばみをある程度までは落とせても、レンズの曇りまでは一度では落とし切れない。磨き込んでから乾拭きして拭き取り、また液剤をクロスにとって塗り込み磨き込んで拭き取る。

 この作業を3回ほど繰り返したら、だいぶ透明感が取り戻せた。しかし、黄ばみは完全に取り除けたわけではなく、若干残っている印象だ。

 このUVカットのコーティングは、通常はUVをカットする機能か、UVを吸収することでレンズにUVが到達するのを抑える機能をもつものだが、シュアラスターのゼロリバイブは、UVカットとUV吸収に加え、太陽光による熱を放出することでも劣化を防ぐトリプルコーティングだというから、今後の黄ばみ防止に期待できる。

水洗いしただけの状態。曇りは少ないが、黄ばみが気になる
乳液状の液剤を付属のマイクロファイバークロスに取って、レンズに塗り込み磨いていく。すぐにクロスが茶色く汚れた。表面を削り取るだけでなく、黄ばみ自体を吸着して落とす効果もあるようだ
3度ほど作業を繰り返して、かなりキレイになったヘッドライトレンズ。このまま24時間は乾燥させることでコーティングが完了する

次ページは : ■スプレーするだけで簡単に黄ばみを落とせるケミカルも!