現行N-ONEの○と×
最大の○は、スタイルはミニのようにフルモデルチェンジしてもほとんど変わらないものの、先代モデル同様可愛らしく、インテリアも現行N-WGNに近いものだが、細部の変更による差別化により依然気分が軽くなる楽しい雰囲気を持っていることだ。
乗ってみてもホンダの軽自動車はレベルが高いだけに、いい意味で期待を大きく上回る部分こそないものの全体的に堅実にできており、完成度は高い。また、特に待望の存在だったRSのMTは乗って楽しいクルマに仕上がっているなど、現行N-ONEはターボ車であれば「軽自動車の中で長距離ドライブなども含めたファーストカーとして使える度」は軽自動車ナンバー1といえる。
そのため現行N-ONEのK-CARオブザイヤー受賞は、クルマ自体と相手がスズキワゴンRスマイルだったことを考えると順当である。
対照的に最大にして唯一の×はRSの199万9800円など、近い存在となるN-WGNに対しおおよそ30万円高と、価格が相対的にも絶対的にも高い点だ。現行N-ONEもプレミアムな軽自動車を目指しているのは分かるが、それにしても現在の15万円から20万円安というのが適正な価格ではないだろうか。
前述したように現行N-ONEの販売に急ブレーキが掛かっているのは新型コロナウィルス禍による部品供給などの混乱もあるにせよ、やはり価格の高さが最大の原因に感じる。
N-ONEを選ぶ際には見た目が気に入ったものを選んでもいいと思うが、N-ONEはプレミアムな軽自動車かつ価格が高いのは承知で選ぶ人が多いのもあり、プレミアムかRSがN-ONEには似つかわしいだろう。
■まとめ
N-ONEは、魅力ある軽自動車だけに価格の高さで売れないのは非常にもったいなく、特別仕様車や装備内容の変更による価格の見直しを早急に行って欲しいというのが名前が永田恵一なので無理に略すとN-ONEになるのもあり、N-ONEに親近感ある筆者最大の願いである。
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