インプレッサの天敵はXVで、XVの天敵はフォレスター?
プリウスとC-HRの関係と同様に、インプレッサとXVも身内の天敵という関係。2017年6月の販売台数はインプレッサが4326台、XVが4154台とほぼイーブンで、互いに「やっかいな相手」と思っているはず。ただ、さらにやっかいな相手がいるのはXVで、インプレッサには身内にカテゴリーがかぶるクルマはないが、XVにはフォレスターがある。
XVの2L NAが248万4000~273万2400円なのに対し、フォレスターは241万9200~289万4400円。しかもモデルが古いフォレスターのほうが値引きは当然大きく、支払い総額ではフォレスターのほうが安い場面が多いのだ。
XVは新開発プラットフォームSGPの優位性があるものの、フォレスターもモデル末期(2017年時点)となって熟成しきったよさがあり、しかも312万8760円の安さでターボも選べる。XVにとって、なかなか手強い相手なのだ。
※2018年7月発売の新型フォレスターについてはこちらから。
ムーヴの天敵はタントベースのムーヴキャンバスだ
ムーヴは長い歴史を持つクルマだけに知名度がある。「お父さん、次のクルマは軽にしましょう。ダイハツのお店が近くにあるから、ムーヴというのがいいんじゃない?」と奥さんが言いだすケースがけっこうある(あるんです!)。
そこで夫婦で近くのダイハツ店へいくと、そこに「ムーヴキャンバス」と書かれた展示車がある。奥さん「あら意外とムーヴって広いし、かわいいデザインしてるのねー」と即決。お父さんも「俺が知ってるムーヴと違うな?」と思いながら、その気になっている奥さんを止める勇気など当然なく、「値引きはいくら?」という話になるわけだ。
そりゃ広い。ムーヴキャンバスはムーヴという名前がついているものの本当はタントがベースなのだから室内は広い。そして、洒落た色づかいがなんとも楽しげだ。
そんな感じでムーヴにとっての天敵はムーヴキャンバスになるというお話。なぜ車名をタントキャンバスにしなかったのかは本当に不思議だ。
現行GT-Rの天敵は第2世代の直6GT-R!
スカイラインGT-Rと現行日産GT-Rの間には暗くて深い河が流れている。
どれだけ現行R35型がすごいクルマでも、直6時代の第二世代(R32~34)が好きな人には絶対に受け入れられない何かがある。悲しいことに、それはR35にとって天敵と言えるほどのギャップなのだ。
ある直6GT-Rファンは、「スカイラインGT-Rはオグリキャップだ。見た目はさほどいいワケじゃないが懸命に走る姿が日本人の心の琴線に触れるのだ!」と担当に訴えかけたことがある。彼にとってR35はいけすかない外国かぶれのイヤなヤツ。
ことの是非、その真偽のほどは別として、世の中はそんなものだ。
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