FMCでさらにイケメン化!!! 新型ノア/ヴォクシー ミニバン絶対王者の強力進化

■パワーユニットもガソリン車&HVともに進化

ノアの2モデル(標準モデル、エアロモデル)よりもかなり押し出しの強い顔となって存続した新型ヴォクシー
ノアの2モデル(標準モデル、エアロモデル)よりもかなり押し出しの強い顔となって存続した新型ヴォクシー

 パワーユニットは直4、1.8Lハイブリッドと2Lガソリンエンジンで、ハイブリッドは進化型第5世代を初搭載。ガソリンエンジンはハリアー、RAV4などにも搭載されているダイナミックフォースエンジン+CVTを採用している。

 トヨタの進化型ハイブリッドシステムはプリウスからスタートするのが恒例だったが、この第5世代は新型ノア/ヴォクシーが第1弾。

 18kgの軽量化を実現した新開発のリチウムイオン電池により出力は15%アップしており、WLTCモード燃費は23%アップの23.4km/Lだ(FF車)。

 また、従来型のハイブリッドにはなかった4WD(E-Four)も設定しており、リアモーターのトルクはプリウスの約6倍の30Nmを実現。

 滑りやすい路面での安定度に加え、ドライ路面での性能も向上させている。2Lガソリンエンジンは170ps/20.6kgmでWLTCモード燃費は15.0〜15.1km/Lだ。

 先進予防安全システムの「トヨタセーフティセンス」は最新版を設定。各種検知機能を拡大したほか、歩行者の動きを先読みしてステアリングとブレーキ操作をアシストする「プロアクティブドライビングアシスト」を搭載。

 ほかにも自動車専用道路での「レーンチェンジアシスト」、後方からクルマや自転車が近づいてくるとスライドドアが開くのを防止する「安心降車アシスト」などの新機能が満載となっている。

 さらに、高度運転支援システムの「トヨタチームメイト」も初搭載。自動車専用道路での40km/h以下での走行でハンズフリーを実現した「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」は、停止後約3分間自動再発進機能をキープ。

 車内操作が簡単になり、クルマの動きも早くなった自動駐車システム「アドバンストパーク」には、スマホの専用アプリでクルマを遠隔操作できる「リモートパーク」も新たに追加されている(ハイブリッド車のみ)。

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 「進化と改善を目に見えるかたちで示す」を目標に開発された新型ノア/ヴォクシー。ここまで紹介してきた内容を読んでいただければ、その目標は見事に達成されていることがわかるだろう。

 価格は2Lガソリン車が267万〜358万8000円、ハイブリッドが305万〜396万円。

 ノアはS-G、S-Zとグレード名に「S」が付くのがエアロモデルとなり、ヴォクシーは「好き嫌いが分かれること前提」(水澗CE)のひとつのデザイン。

 またまた売れそうな4代目の誕生である。

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