電車内で異常発生!! その時どうするか? JR西日本が実施した研修会での教え

■日頃、訓練を積んでいる社員を信頼して

 今回の研修を始め、JR西日本では全社員が日常での鉄道利用シーンで異常事態に遭遇した際に、救護活動や避難誘導に積極的に参加するように徹底されている。また、そうした場合にJR社員であることが一目でわかるように衣類に貼り付けて使用する、シールタイプのJRワッペン、もしくは腕章と、「事故遭遇時等社員必携」と呼ばれるマニュアルを関係者は携行しており、常に異常時対応に備えている。また、スタッフ部門で働いている社員の中にも、乗務員や駅員の経験者が多数いるため、緊急時の対応に長けている人も少なくないそうだ。

 なお、乗務員が通話対応できるのは1度に1つのSOSボタンのみだが、昨今の事件を鑑みJR西日本では、一斉に複数の車内のSOSボタンが押された場合は、重大事象が発生したと判断し、対応にあたることになっている。

避難ハシゴを使った講習も実施
避難ハシゴを使った講習も実施
線路上を移動する場合は関係者の指示に従い、車両に沿って歩く。
線路上を移動する場合は関係者の指示に従い、車両に沿って歩く。

 異常時に遭遇するとだれもが焦ってしまうが、一度落ち着いて、それが列車内ならまずは車内SOSボタンにて乗務員に通報。ホーム上、踏切なら非常ボタンを押そう。その後はこうした日々の訓練を積んでいるJR社員を信頼し、指示に従ってスムーズに対処したい。
(車内設備はJR西日本207系のものです。車両ごとに機能や装備、設置場所が異なります)

【画像ギャラリー】緊急ボタンの場所や押し方、まず知らせる? 停めるには? ドアを開けるには??(13枚)画像ギャラリー

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