阪神高速での登場から約1年、半固定式移動オービスの運用に大きな動きがあった。2022年3月上旬のある日、オービス(速度取り締まり機)の製造メーカーである東京航空計器(以下TKK)本社工場近くの道路(通称:尾根幹道路 東京都町田市)にて、半固定式移動オービスのテスト風景が動画に収められた。実はこの道路では、TKKの本社工場が近いこともあってこれまでもたびたびオービスに関連したテストが行われてきた経緯もある。
設備の老朽化などで「固定式オービス」が全国で減少していくなかで、本格的に実装、運用開始されれば自動車の速度取り締まりに大きな変革を起こす可能性もある「半固定式」移動オービス。その実態と特徴、今回のインパクトの大きさを解説します。
文/加藤久美子
写真/取り締まり情報ワニ(動画からスクリーンショット)、加藤ヒロト
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