あの頃憧れた往年の名車が現代に蘇る!! 今欲しいレプリカ事典

■あまりの精巧さに映画でも多数使用! レプリカメーカー「RCR」って?

 1960年代にフォードによるフェラーリ買収拒否などをきっかけに勃発した、ル・マン24時間耐久レースでの激闘を描いた映画「フォードvsフェラーリ」を覚えているだろうか?

 2019年に公開された当時、迫力ある実車でのレースシーンが話題となったが、実は劇中で走らせていたマシンはすべてオリジナルを忠実に再現したレプリカなのだ。

 劇中車を製作したのはアメリカ、ミシガン州にあるRCR社(レースカーレプリカの略)で、製作しているモデルはフォードGT、ポルシェ917K、ジャガーXJ13など多岐にわたる。

 気になった読者はぜひRCR公式サイトを覗いてみてほしい。

■レプリカ車はこんなに多いのに、どうして復刻車はできないの?

おそらく世界で唯一、メーカーで「復刻」を謳っているアストンマーティン・DB5
おそらく世界で唯一、メーカーで「復刻」を謳っているアストンマーティン・DB5

 クルマ以外の世界に目を向けるとスニーカーや腕時計には復刻モデルと呼ばれるものが数多く存在する。それを踏まえたうえでクルマに話を戻すと復刻モデルを呼べるクルマがない。なぜだろう?

 「復刻車」と呼べるクルマの定義だが、本来ならばボディ寸法やデザイン、ボルト一本までオリジナルモデルを忠実に再現したのを復刻車と呼ぶ。

 しかしそれをクルマでやるにはあまりに莫大なリソースや資料が必要になるため、クルマで復刻モデルを作られることはほぼない。

 なので、現代の技術でベース車を用いてオリジナルの姿に似せていくレプリカが多く生み出され、愛されているのだ。

■終わりに

 日本は法律上厳しいところがあるが、海外ではあらゆるモデルのレプリカが作られている。なかでも「これのレプリカあったのか!」と驚きの車種もきっと多かったのではないだろうか?

 価格はいずれも1000万円を超えるモデルがほとんどだが、オリジナルの価格と比べたら圧倒的に安いうえ、日頃気兼ねなく乗れる点はありがたい。

 もしも欲しいと思ったら……即、買うしかない!?

【画像ギャラリー】まだまだある! 魅惑のレプリカモデルワールドをギャラリーでチェック!(10枚)画像ギャラリー

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