【すべて1000万円オーバー!】 お金持ちのSUV vs. ビンボー人のSUV

【すべて1000万円オーバー!】 お金持ちのSUV vs. ビンボー人のSUV

SUVはもはやオフロードを走るためのクルマじゃなくて高級さを競い合う格好のアイテムになりました。そういうSUVは買える人も限られるものですが、買えない貧乏人にしてみれば、羨ましい以外にもさまざまな言いたいことがあるようです(ただのやっかみかと思いきや、意外と鋭いところを突いてたりするんです!)。

そこで今回は金持ちと貧乏人の捉え方の違いを、SUVを題材に探ってみたいと思います。登場するのは、1000万円オーバーの日本で買える高級SUV。リストアップしてみると実に16台。さぁ、果たしてどうなる?

※本稿は2017年のものです。
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2017年10月10日号


レクサス LX570 1100万円

中身はランクル200だけどブランド変わればこの価格

V8/5.7L/377ps。このエグイ顔つきがこの車の魅力か?

お金持ち視点
 ラグジュアリーな高級SUVもいいけど、どうせお金を出すならこのくらい目立っていたほうがいいでしょう。中身はアラブ諸国でも高い評価を受けるランクル200そのものだから、砂漠も荒野もお手のもの。乗り心地だってエアサスだし、クルマの全方位を見渡せるマルチテレインモニターは他車にはない魅力だ。

ビンボー視点
ランクルのトップモデルが683万6400円で買えるのに、レクサスになると途端に1000万円超えか。確かにミッションが8ATになっていたりナビが標準になっているのはわかるけど、ちょっとボリすぎじゃないですか。それと気になる高級車とは思えないその顔つき。なんとかならないものか……。

レンジローバー SVオートバイオグラフィLWB 2944万円

砂漠のロールスロイスはプライスも王者だった!

V8/5Lスーパーチャージャー/550ps。オールアルミボディで重量を抑えたといえどもその重さ約2300kg。それでもJC08モード燃費8.5km/Lは立派な数字だろう

お金持ち視点
 このクルマの魅力はなんといってもその佇まい。乗る人をジェントルマンにしてくれる。そのへんはさすが英国王室ご用達だけありますね。それにロングホイールモデルならリアシートに座る人を最高にもてなしてくれるので、ショーファードリブンも味わえる。エンジンはV8でミッションは8ATだ。

ビンボー視点
 上質な乗り心地と静かさには納得するけど、最近のレンジローバーは高すぎ。先々代までのレンジなら1000万円ちょいで買えたのに、今じゃ最高価格、3000万円近いプライス。なんでそうなった。それにこの手の高級イギリス車に乗ると、紳士になれるみたいな宣伝しているけど、それもね〜、ありえない。

レンジローバー ヴェラールファーストエディション 1526万円

新作ヴェラール、トップモデルは1000万超え!

V6/3Lスーパーチャージャー/380ps。レンジローバースポーツと、イヴォークの間に位置するのがこのクルマのポジション

お金持ち視点
 アバンギャルドなレンジローバーと言われるのがこの新型ヴェラール。イヴォークのようなチョップトップしたようなルーフとの組み合わせは、最近のレンジローバーの売れ線の流れに合わせたものだ。インテリアもシンプルでエレガント。安全装備は車線逸脱警告システム、緊急ブレーキシステムなど装備。

ビンボー視点
 イヴォークが世界的にヒットしたため、そのコンセプトを流用してこのボディに組み合わせたのがこのクルマ。ま、メルセデスがGシリーズに大中小のラインアップを揃えるのと同じやり方だ。自動車メーカーは、基本売れてなんぼの話なのでこうなるが、それなら500万円クラスのレンジを切望!

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