最近は聞くことが少なくなったかもしれないが、タイヤに空気の代わりに窒素を入れると、「空気が抜けにくい」「温度による空気圧の変化が少ない」「タイヤの劣化を防ぐ」というメリットがあるとして、一時期クルマ好きの間で流行ったことがある。現在でもワケあって窒素を愛用しているという読者もいると思う。
ただ、窒素を使うことでどのようなメリットがあるのだろうか? そして、1本の充填に500~2000円というコストがかかる窒素充填は、コストに見合ったメリットをユーザーに与えてくれるのだろうか?
今回は、そんなタイヤの窒素充填は本当に必要なのかについて、本当のところを考察していきたい。
文/斎藤 聡
写真/AdobeStock(トップ画像=methaphum@AdobeStock)
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