■トヨタ 今年10月、カローラシリーズを一部改良
カローラシリーズは今秋の10月に一部改良を行います。ステーションワゴンのツーリングとセダンを中心にした改良となり、ツーリングにはSUVテイストの「クロス」仕様が追加設定されます。
■トヨタ カローラクロスの納期は今年11月へ遅延
トヨタが昨年9月に発売したカローラのSUVバージョンであるカローラクロスはその後も順調な売れゆきを続けており、この2月下旬時点の納期は今秋の11月にずれ込んでいます。
人気の高さに加えて、半導体を中心とした部品の供給が遅れており、生産が滞りがちになっているのが要因です。
1月のカローラシリーズ全体の登録台数は1万2671台で、前年同月に比べて63%もの大幅な増加となっています。このうちカローラクロスは7506台でシリーズ全体の半分以上を占めています。
■トヨタ プリウスのフルモデルチェンジは2023年に先送りか?
トヨタが販売店に提示した今年の新商品情報によると、今年の年末に予定されていたはずの「プリウス」のフルモデルチェンジがそのリストのなかから削除されていることがわかりました。
そこに記載されていたスケジュールは、4月にアルファード/ヴェルファイアの一部改良、5月にクラウンのフルモデルチェンジ、6月に新型電気自動車「bZ4X」の発売、7月にアクアの追加モデル設定、8月にヤリスクロスの一部改良、10月にカローラシリーズとハリアー、RAV4の一部改良および追加モデルの設定でした。
プリウスのフルモデルチェンジは2023年のスケジュールに持ち越されているものと思われます。
今年のトヨタにおけるニューモデル展開は、1月にノア/ヴォクシー、5月にクラウン、6月にbZ4Xという3車種のトヨタブランド車のほか、今夏から今秋にかけてレクサスブランド車でも2車種を予定しています。
両ブランド合計で5車種になるため、1年間のニューモデル展開としては充分なモデル数といえます。
■ホンダ 新型ステップワゴンの納期は7月にずれ込む
今年5月26日に発表、27日に発売する新型ステップワゴンは、2月初めに先行予約を開始しました。ホンダは5月の発表までに2万台の予約受注を目指していますが、この目標は3月中に達成できそうな見通しとなっています。
納期は、2月下旬現在で5カ月待ちの7月となっています。2月上旬の納期が6月だったので、2月中に1カ月も納期が遅れてしまっています。
受注の多くは最上級グレードである「プレミアムライン」で占められています。パワートレーン別では、2Lハイブリッドの構成比は80%に達しています。
なお、1.9%の低金利残価設定クレジットの利用者が半分以上を占め、このクレジットローン販売によるプラス効果が後押しをするような状況になっています。
■日産 6月に予定していたアリアB9の発売は来年に先送り
日産が6月に発売を予定していたSUVタイプの新型電気自動車「アリア」の長距離走行可能バージョンである「B9」グレードのカタログモデルは、発売を来年に先送りする見込みです。半導体を中心とした部品調達の遅れが、その要因と思われます。
昨年6月に発表し、ネット販売をスタートさせたアリアの特別仕様車「リミテッド」は7000台を受注し、今年4月から各地区の販売店が登録を開始します。今年初めにはカタログモデルの「B6」グレードの発売を開始しましたが、登録業務は今夏以降と遅れ気味になっています。
同様に、今年初めから今秋にかけて発売予定の次期型エクストレイルやセレナも先送りせざるを得ない状況にあります。両モデルとも現行モデルは2月下旬現在、通常どおりの生産を継続しています。
ただし、現行エクストレイルは昨年末にハイブリッド車が生産終了となり、2LガソリンNAモデルのみになったこともあり、販売台数は激減傾向になっています。
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