「とにかく安く新車を!!」ならアリ
すでに1年半前から新型の情報が出ているにもかかわらず、現行エクストレイルは、いまでも結構売れている。2022年1月から3月はそれぞれ、797台、927台、1,435台という販売台数。デザインも含めたクルマの完成度の高さ、納期の短さ、販売店での大幅値引き、この辺りが理由となっているようだ。
「とにかく現行エクストレイルのデザインが好き!!」という方や、「多少時代遅れでもいいので4WD SUVの新車を安く購入したい!!」という方には、現行エクストレイルは「今が買い時」かもしれない。
クルマのフルモデルチェンジは、一般的に、5年目、7年目を迎える手前が理想とされている。ユーザーが車検のタイミングで、車検を通さずに売却して乗り換えるか、車検を通してあと2年乗るか、検討するタイミングで、新型車の情報(発売予定の情報のアナウンスでもよい)があると、新型車への買い替えを後押しすることができるためだ。
現行ハリアーは、ちょうど6年6カ月(先代ハリアーは2013年12月、現行ハリアーは2020年6月)と、完璧なタイミングでフルモデルチェンジをした。その恩恵もあり、爆発的な販売を記録したと考えられる。
前述したように、現行エクストレイルと先代ハリアーは同時期に登場していることから、現行ハリアー登場のタイミングで、現行エクストレイルからハリアーへと乗り換えたユーザーも多かったことだろう。
ただ、新型エクストレイルは、かなり期待ができるモデルに仕上がっているはず。ハリアーやRAV4へと乗り換えたユーザーが、「待てばよかったな」と考えるほどの仕上がりになっているかはわからないが、全くひけをとらないモデルになっていることは確実だ。少なくとも、新型の全貌が見えてくるまでは、現行エクストレイルを購入するのは、待った方がいい。
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