SUV化、FFモデル化など、今夏大きな動きを見せる可能性が高いクラウン。長い歴史を持つ車種の改良は、基本的にキープコンセプトが安全策だ。大幅な変更を試みると、市場から反発の声が強くなる。
クラウンは、現行型の15代目に切り替わる際に、シックスライトキャビンを採用し、ファストバック風なエクステリアデザインへ切り替わった。同時に、ロイヤル・アスリート・マジェスタのグレード構成を一新し、呼称も変更している。この時も、「これはクラウンじゃない」という反応が大きかった。
しかし、歴史あるトヨタ車の中で、大きな変更を行っても、批判的な意見が少ないクルマがある。「カムリ」だ。なぜ、カムリは大幅なイメージチェンジを行っても、人気が衰えないのか、その理由を考えていこう。
文/佐々木 亘、写真/TOYOTA
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