「スバル米国販売は9年連続の記録更新。2017年は64万台!」
スバルオブアメリカは2018年1月3日、2017年の新車販売の結果を公表した。
それによると総販売台数は、過去最高の64万7956台。前年比は5.3%増と好調で、9年連続で前年実績を上回る結果となっている。
[ちょっーと待ったァ!!] 彼方の星になってしまいませんように…
近年のスバル大躍進は北米市場での成功あってのもの。売り上げの6割、利益の8割を北米市場に依存している。
しかし、スバルの米国販売が9年連続で記録更新というニュースは、メデタイとばかりは言っていられない。ひとつの市場に大きく依存していると、そこでコケた時が大変。自動車産業は小回りがきかないから、市場環境の激変に対応するのがすごく難しいのだ。
まぁ、そこはスバルもわかっていて、最近は「あえて数を狙わない」作戦を実行。無理な工場増設などをせず、値引きを抑えた堅実な販売でリスクに徹してリスクヘッジしている感じですね。
(TEXT/鈴木直也)
「2017年の新車登録台数でトヨタが首位独走! 2位以下を大きく引き離す!」
国内の2017年の新車登録台数は、前年比4.5%増の339万824台となり、2年連続のプラスとなった。
車種別でみると、乗用車が同5.1%増の294万3010台で2年連続プラス。このうち、普通乗用車が154万8214台で2年連続プラス、小型乗用車も139万4796台で5年ぶりのプラスとなった。
メーカー別でみるとトップはトヨタ。155万6301台を記録。2位は日産の40万8560台、となっている。
[ちょっーと待ったァ!!] 昔に比べて、“遊び心”が足りなくなったんじゃないの、クルマ界!!
トヨタの世界販売台数は、グループ全体では1000万台を超えてトップ水準だ。もちろん日本国内でも最大手で、2017年には約156万台の新車を販売した。
トヨタの国内市場全体に占めるシェアは30%、小型/普通車に限れば46%に達する。10年前の2007年も同じ比率で、トヨタ車の人気は安定していると言える。
ただし、それ以前に比べると人気車の顔ぶれが変わった。
かつてはカローラやクラウンなどのセダンも好調に売れたが、今はプリウス、アクア、C-HR、ヴィッツなど、ハイブリッド車・コンパクトカーに集約されている。
実用性よりも趣味性で選ばれるのはC-HR程度だ。国内市場全体に言える傾向だが潤いが欠けている。
(TEXT/渡辺陽一郎)
* * *
いかがでしたか? なんにしてもメーカーさんには、表面的な数字だけじゃなくて、本当の意味でよいクルマづくりを目指してほしいものです。
それにしてもこのテの話、妙に年明けに目にするのが多いような気がするのは…、おや、誰か来たようです。
ではでは。
コメント
コメントの使い方