三菱とホンダはなぜここまで差が開いたのか? 30年でシェア大逆転!!


ホンダと三菱の差がここまで開いてしまった理由

今もシエンタと並ぶ人気車、フリードの初代モデル(2008年登場)。小型ミニバンの元祖・モビリオの系譜を引くホンダらしい一台だ

ここまであげた「今の三菱自動車にないもの」が、そのままホンダとの差が広がった要因となっている。

ホンダはここ20年、ストリームやフィット、フリードなど、時おりホンダらしいインパクトや新しさのある車に加え、世界的に確実に売れるアコードやシビックのような車も堅実に作ってきた。

その一方で日本市場の動きにも対応し、軽自動車に注力するなどの時代に応じた変化も行い、順調に業績を伸ばしてきた。

対する三菱は、ここ20年全盛期のようなインパクトや新しさを感じる車を、どういうワケかなかなか作れなくなってしまった。そこに不祥事も重なり「貧すれば鈍する」のような深刻な悪循環に陥ってしまったということだろう。

厳しいなかにいる三菱ではあるが、アウトランダーPHEVの素晴らしさを見てもわかる通り、三菱自動車に力がないわけではない。

今後三菱は、日産・ルノーとのアライアンスにより、オリジナル車の開発は難しくなる。しかし、そうしたなかでもデザインやコンセプト、走りの味付けなどでオリジナリティを保てる可能性は充分あるだろう。

例えば、次期日産ジュークと三菱RVRが兄弟車なら、ジュークはスペシャリティでRVRはオーソドックスなコンパクトSUV、東南アジアで大ヒットしているコンパクトミニバンのエキスパンダーを両社で売るなら日産はファミリー向け、三菱はデリカD:5のようなSUVミニバンといった棲み分けは可能だ。

三菱自動車には夢が詰まった、良い時期があった。そして、根強いファンも少なからず存在する。全盛期の勢いを取り戻すことは難しいとしても、強い分野の技術を活用すれば、復活の道は切り開ける。今後の展開に期待したい。

最新号

ベストカー最新号

日産が前へ動き出す! 日産スクープ総力特集!|ベストカー 7月10日号

本日、ベストカー7月10日号発売!!日産伝統のスポーツモデルの最新情報、セダン特集などをお届け。さらにランクル300の生写真も独占入手!!

カタログ