歩行者から1.5m確保してる? 未熟ドライバーが陥るミステイク5選【教習所教官直伝】

■優先道路の車を減速させたり停止させたりする「優先道路通行車妨害等」

 一時停止の指定がある道路や道幅が狭い路地、駐車場から道路に出てきた車両等が、優先道路を走行している車を減速させたり、停止させたりする場面をよく見かけます。

 また、優先道路に出てくる車両等が、ノロノロ出てきたり、勢いよく飛び出してきたりするなど、速度もドライバーによってバラバラです。

 そもそも、優先道路の車の進行を妨げるのは「優先道路通行車妨害等」という違反。優先道路に出るときは、優先関係の把握や優先道路を走行している車の進行を妨害しないようにしましょう。

■合図を出さない・続けない・消さない「合図不履行」

 合図(ウインカー)を出さないまま進路を変えたり、交差点を右左折したり、進路変更中に合図を継続しない車やバイクなどは頻繁にみかけます。また、進路変更が終わったのに合図を消さないドライバーやライダーも多いです。

 合図を出さない・続けない・消さないという行為は「合図不履行」の違反になるため、合図を有効に使って、周囲の交通に自分がこれから何をするのか意思表示しましょう。

 また、輸入車をはじめ、国産車でも装備されることが増えてきた「ワンタッチウインカー」も合図不履行違反になることがあるため、時と場合に応じてウインカーレバーの操作を使い分ける必要があります。

■安全確認不足や不確認によるヒヤリ・ハット

 安全確認不足によりヒヤっとする場面やハッとするシーンは、よく見かけます。国家資格を持つ筆者も、安全確認不足によって事故に繋がりそうな運転をしているドライバーを日常的に目にするほどです。

 安全確認は、発進するとき、後退(バック)するとき、進路変更をするときなど、動き出すときやハンドル操作をするときにしなければなりません。車で何らかの行動を起こすときは危険が伴うことがほとんどです。

 そのため、何かアクションを起こす前には、進もうとする方向の安全確認をして、危険がないか確かめてから行動をしましょう。

■先の状況や周囲の安全などの確認が重要

安全運転には、気持ちや運転操作にゆとりを持つことが大切
安全運転には、気持ちや運転操作にゆとりを持つことが大切

 運転に慣れていない方や下手な方が陥りやすい動作を5つ紹介してきました。筆者が教習所で指導していた頃やペーパードライバーレクチャーなどで言っているのは「ギリギリだと思ったときは、ほぼアウトなので、先の状況や周囲の安全などを確認してから行動しましょう」です。

 車やバイク、自転車などの車両を運転するときは、自分の運転行動で交通の妨げや事故を誘発しないよう、交通状況や周囲の安全を確認しながら運転しましょう。

【画像ギャラリー】自分と周囲を危険に晒さないために!! やってはいけない!! 事故予備軍が陥りやすい運転動作(6枚)画像ギャラリー

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