オンもオフもイケるデリカD:5をミニバンの枠に括るなかれ!
世界でも類を見ないMPVとSUVを融合したオールラウンドミニバンとして2007年1月にデビューしたデリカD:5。これまでに数々のマイナーチェンジや一部改良を重ねることで正常進化を果たしてきたデリカD:5は、2.2リッターのクリーンディーゼルエンジンと8速スポーツモードATの組み合わせでパワフルな走りはもちろん、All Wheel Control思想に基づいた電子制御4WDシステムによる高い悪路走破性も実現しているが、その存在をいっそう印象づけたのは2019年2月に行われたビッグマイナーチェンジ。
三菱自動車のフロントデザインコンセプトであるダイナミックシールドや縦型マルチLEDヘッドライトの採用で、ひと目見てそれとわかる特徴的なエクステリアへと生まれ変わったのだ。
また、都会的なデザインを求めるユーザーに向けて、モダンなデザインに仕上げられたURBAN GEARも新たに設定された。
2022年3月にはラリーアートブランドの国内復活第一弾としてガーニッシュパッケージ、マッドフラップ、サイドデカール、テールゲートスポイラー、ドアミラーカバー、フロアマットなどのアクセサリーも発売。個性が失われつつあると言われて久しい国産車にあって、デリカD:5の圧倒的な存在感は大きな魅力を放ってやまない。
優等生で何が悪い? インプレッサはトータルバランスの高さが最大の持ち味
スバルの次世代プラットフォームであるSUBARU GLOBAL PLATFORMの採用や歩行者保護エアバッグの国産車初導入などが大きな話題となった第5世代インプレッサ。5ドアハッチバックのSPORTと4ドアセダンのG4の2つのボディタイプを設定するインプレッサはSPORTで6つ、G4でも4つの広範なグレードを展開する。
そんなインプレッサにおいて注目すべきは、2019年10月の大幅改良でレヴォーグ、WRX S4、フォレスターが採用するドライバーの運転負荷を軽減するアイサイト・ツーリングアシストを全車標準装備としたこと。加えて、予防安全性能に磨きをかけただけにとどまらず、SUBARU GLOBAL PLATFORMの強みを引き出すべくサスペンションの改良で優れた乗り心地とハンドリング性能の良さを高い次元で両立。
インプレッサと言えば、4ドアセダンのG4が教習車として採用されることが多いだけに優等生のイメージが強いかもしれないが、走りの楽しさもしっかりと提供してくれるトータルバランスの高さも持ち味のひとつとなっている。
2016年のデビューイヤーには、スバルとしては2003年のレガシィ以来、13年ぶり2度目となるカー・オブ・ザ・イヤーも受賞している一台なだけに、これを激良車と呼ばずして何と呼ぶ!?
トヨタ GRヤリスは男だったら誰もが憧れる純血のロードゴーイングカー
WRC(世界ラリー選手権)において2019年から3年連続でドライバーズタイトルを獲得するとともに、昨年はマニュファクチャラーズ・ドライバー・コドライバーの3冠を達成したヤリスWRC。2022年も圧倒的な強さを見せているが、参戦車両のベースであるGRヤリスは、“モータースポーツ用の車両を市販化する”という逆転の発想で開発され、2020年9月にデビュー。
ベースモデルとなるRZ、走りを気軽に楽しめるRS、競技ベース用のRCという3グレードで構成されるが、誰もが憧れるのは卓越した走行安定性と圧倒的な加速、気持ちいいエンジンの伸びが体感できるRZだろう。272psの最高出力と37.7kgmの最大トルクを発生する小型軽量の直3 1.6リッターインタークーラーターボエンジンのG16E-GTS、多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用したスポーツ4WDシステムのGR-FOUR、スムーズな変速をアシストする6速インテリジェントマニュアルトランスミッションをはじめ、枚挙に暇がないほどの専用装備が充実。
さらに、GRヤリスの魅力を引き出すカスタマイズパーツのGR PARTSも設定してチューンナップの楽しみも提供している。そんなトヨタ純血のロードゴーイングカー、一度は走らせたいと思うのはクルマ好きなら致し方なし!
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