■マツダ「i-ACTIVESENSE」のいいところ
先進安全技術群の総称で自律自動ブレーキの名称は「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS):スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」。高い検知能力もさることながらブレーキ性能も優秀で実際の回避支援能力が高い。カラー化されたヘッドアップディスプレイも見やすい。
■スバル「アイサイト」のいいところ
先進安全技術の総称で自律自動ブレーキの名称は「プリクラッシュブレーキ」。運転支援技術にしてもVer表記による機能昇華をやめ、「アクセル&ブレーキ制御+ステアリング制御」を【ツーリングアシスト】に改めたことで誤解を抱かせないようにした。
■三菱「e-Assist」のいいところ
先進安全技術の総称で自律自動ブレーキの名称は「衝突被害軽減ブレーキシステム/FCM」。エクリプスクロスのFCMはACCを装着するとトリプルセンサー方式となり、悪条件での検知能力が向上。また、身長を問わず正しいドライビングポジションがとりやすく、緊急時の急ブレーキもやりやすい。
【番外コラム】 トヨタが研究中!予防安全性能はまだ進化する!
トヨタは2011年1月、先進安全技術研究センター(CSRC)を米国ミシガン州アナーバー市に設立。ここではチャック・グーラッシュ所長のもと日本のトヨタの技術者も参画し、交通事故ゼロを目標とした技術開発が行われている。グーラッシュ氏はGMでエンジニアとしてのキャリアを積み、その後トヨタで20年以上、安全に関わる技術開発に従事。
「CSRCではトヨタセーフティセンスにおけるプリクラッシュセーフティのテスト項目策定や歩行者マネキンの開発、交通弱者の保護として子供の受傷を減らす技術の解析、運転中の脇見運転を防止するための研究などを重ねてきました」(グーラッシュ氏)。
2017年から2021年は「CSRC ネクスト」と題し、自動運転技術の開発やドライバーの状態検知、さらにはビッグデータの解析も行う。
また、乗用車だけでなく商用車を活用したサービスとしての移動体を研究する「 MaaS」の分野にも踏み込み、新しい時代のモビリティを研究している。
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