発売後1年で変わった? 絶賛された新車の“本当の評価”


ホンダ シビック/2017年10月

ちょうど間もなく発売後1年を迎えるシビック。2018年8月の販売台数ではセダンが266台、ハッチバックが849台、タイプRが165台と、ハッチバックが最も支持を集める

 いまさら日本で売れるのか? というが下馬評が大方だったところ、これまで3タイプ合計で月に1500~1600台前後をコンスタントに販売しており、まずまずではないかと思う。

 実際、車の完成度は非常に高く、業界内での評価も上々だ。なにせ2年前には北米COTYを受賞したほどで、その実力はすでに折り紙付き。

 実際にドライブしても、その仕上がりはなかなかのものだ。しっかりとした車体の剛性感と、グリップ感が高く一体感のあるハンドリングには舌を巻く。タイプRでなくても、そのよさは十分に味わえる。

 動力性能もなかなかの実力の持ち主で、1.5L VTECターボは、ハイオク仕様のハッチバックではなおさらだが、中回転域から力強くトルクが盛り上がり、トップエンドにかけて伸びやかに吹け上がる爽快な加速フィールを実現している。ハッチバックではMTを選ぶこともでき、販売比率も高いそう(編注:MT比率は約3割)。

 ただし、そのMTについて少し気になる点がある。

 まず、2速と3速のギア比が離れていて、3速のままでどこでも走れる感じなのはよいが、2速だとエンジン回転が上がりすぎる感もあり、せっかくの素晴らしいシフトフィールを味わう機会が結果的に減りがちになる。

 また、ややオーバーシュート気味に過給しているせいか、アクセルワークに対する反応がリニアでなく、繊細な運転ができない。さらには、アクセルオフしたときの回転落ちが遅いのも気になる。これらもMTを楽しむ上で非常に重要な要素だ。

 登場直後はMTが選べること自体にワクワクして見落としていた人も多いかと思われるが、実のところそんな状況だ。

 エンジン制御については、燃費や排ガスの面でやむをえない事情があったようだが、ホンダの開発関係者も認識しているらしく、対応を検討中とのこと。せっかくMTを選ぶ愛好家のために、ぜひ早期の改善に期待したい。

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