日本車の素晴らしさ見直そう 海外が欲しがる日本車3選

日本車の素晴らしさ見直そう 海外が欲しがる日本車3選

 以前は中古車の輸出というと、ディーラーなどで下取りしたものの、日本市場では商品として販売できないクルマをアフリカやアジア圏などに輸送し、販売するというイメージだった。

 しかし、現在ではJDMやドリフトなど日本発のクルマカルチャーにより、中古車のグローバル化が進んだことで国産中古車の人気が上昇。さらにアメリカの25年ルールによって、多くの日本車が海を渡っている。

 そこで今回は、どのようなクルマが海外のどのエリアで人気なのか。そして海外通の販売店スタッフに海外が欲しがる日本車を3車種選んでもらった。

文/萩原文博、写真/HONDA、MAZDA、NISSAN

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■海外で引く手あまたの日本車1……ホンダ シビックタイプR(3代目)

2007年に登場したホンダ シビックタイプR(3代目)。歴代シビックタイプRで唯一のセダン

 国産中古車が海外に輸出される大きな理由は2つ。JDMというクルマ文化とアメリカの25年ルールだ。JDMとは“Japan domestic market”の略で、つまり日本市場専売車のことを指す。このJDMによって日本専売モデルの軽自動車やセダンなどにも人気が波及した。

 そして、アメリカの25年ルール。こちらは販売開始から25年が経過したモデルはクラシックカーとして認定され、厳しい衝突試験が免除され個人輸入がしやすくなるのだ。これにより、“ゴジラ”として人気の高い日産スカイラインR32型GT-Rをはじめとしたスポーツカーが海外へ流出し、中古車相場が跳ね上がった。

 高い走行性能と信頼性を両立した国産車は世界中で人気。トヨタ アルファードはシンガポールやマレーシア、香港といったアジア圏で爆発的な人気を誇っている。また、ハイエースはアフリカやミャンマーなどで高い人気となっているのだ。

 それでは、現在海外が欲しがっている日本車を3モデル紹介しよう。まずピックアップしたのは、ホンダシビックタイプR。特に初代のEK9と3代目のFD2が人気となっているが、今回は3代目シビックタイプRを紹介する。

 3代目のシビックタイプRは2007年3月に登場した。これまでは3ドアハッチバックだったが、ベース車が4ドアセダンとなったため、歴代シビックタイプRで唯一のセダンのシビックタイプRとなっている。

 サーキット走行での高いパフォーマンスを狙ったこともあり、従来のインテグラタイプRに対してもボディ剛性を約50%向上させるなど鍛え抜かれている。

 さらに、専用サスペンションと高性能な専用18インチタイヤ、トルク感応型ヘリカルLSDなどの採用により、中高速コーナーでの高い旋回性能と操縦安定性を獲得し、操る楽しさを実現した。

 搭載するパワートレインは最高出力225ps、最大トルク215Nmを発生する2L直列4気筒i-VTECエンジン+6速MT。駆動方式はFFのみとなっている。

 エンジンは、NSX製法ヘッドポート処理の伝承により、ポート表面を滑らかにし、吸排気抵抗の低減を達成。また、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)の採用により、出力とレスポンスの両立を実現している。

 3代目シビックタイプRの中でも特に人気なのが、2003年に限定300台で販売されたシビック無限RR。ホンダのワークスブランド無限が初めて手掛けたコンプリートカーとしても大注目されたモデルだ。

 現在、3代目シビックタイプRの中古車は約119台流通していて、平均価格は約296.3万円。中古車の価格帯は約174.7万~約1,358万円となっている。1358万円で最高値となっているのが無限RR。このモデルの中古車で1,000万円以下のプライスを付けるクルマはほとんど見たことがない。

 3代目のシビックタイプRは特に香港で大人気となっている。その理由はマカオグランプリが開催されるマカオや香港はシビックが参戦する草レースが開催されていたこともあり、シビックの人気が高いという。

 日本国内ではレアなシビック無限RRも香港では100台以上流通していて、他のアジア諸国やイギリスへ輸出されているというほどの人気なのだ。

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