アルファード、R32スカイライン…絶対王者を打ち負かした革新的モデル 6選

新市場開拓で定番車を脅かした国産車

■ダイハツ タント(初代)/2003年登場

サイドビューもその高さが際立つ初代タント。全高1725mmと限られたボディサイズの軽で、後のN-BOX誕生のきっかけにもなったパイオニアだ

1993年9月、スズキはワゴンRを発表した。発売されるや大ヒット作となり、軽自動車の流れを変えている。

これ以降、販売の主役は利便性が高く、快適なハイトワゴンに移り、同じコンセプトの軽自動車が続々と登場してきた。が、10年ほどは、ワゴンRの牙城を切り崩せなかったのである。

この独占状態に待ったをかけたのが2003年秋に登場したダイハツのタントだ。ワゴンRやムーヴより背を高くして、上級クラス顔負けの広々としたキャビンを実現した。タントはスーパーハイトワゴンの市場を切り開き、スズキの首脳陣を慌てさせた。

■トヨタ アルファード/ヴェルファイア(2代目)/2008年登場

高級車=セダンという常識を破り、人気車に定着したアルファード。ライバルのエルグランドを駆逐したモデルでもある

2002年、トヨタは最上級ミニバンのアルファードを市場に放った。上質なV6エンジンやハイブリッド車を投入したから、アッという間にエルグランドを首位の座から引きずり下ろし、販売トップに立っている。

2008年5月にモデルチェンジを行い、この時に兄弟車のヴェルファイアも設定した。キャビンが広いことに加え、フロントマスクもきらびやかで押しが強い。だからプレミアムセダンに乗っている人の取り込みにも成功した。

大打撃を受けたのはレクサスLSだ。後席はそれほど広くはないから、アルファード/ヴェルファイアに上客を奪われている。

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